米コインベースカストディ MakerDAOのネイティブ通貨「Maker」のステーキングサービスを開始
- Makerのカストディ・ステーキングサービス開始
- 米コインベースカストディはMakerDAOのネイティブ通貨「Maker」のステーキングサービスを開始。仮想通貨Tezos(XTZ)に続く2例目だ。
MKRのカストディ・ステーキングサービス開始
米再大手仮想通貨取引所コインベースのカストディ企業「コインベースカストディ」は10月12日、MakerDAOプロジェクトのネイティブ通貨であるMaker(MKR)のカストディ・ステーキングサービスを開始した。機関投資家や大口投資家に向けたものだ。
本サービスで、ユーザーがMKRをコインベースカストディのアカウントに預けることにより、間接的にMakerのネットワークのガバナンスに参加できる。資産を預かるコインベースカストディがMKRのネットワーク上でブロックの生成を担当し、それによってユーザーも報酬を受け取れる仕組みになっている。コインベースカストディは、今年4月にTezos(XTZ)のステーキングサービスを開始。
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コインベースカストディはインターネットに接続していないオフラインのストレージに資産を預けたまま、その仮想通貨のネットワークのガバナンスに参加できるサービスを拡大中だ。来月15日には MakerDAO本体でMKR所有者による投票が開始されるが、今回のサービスはそれに先立って開始した。
今まで仮想通貨の管理者がブロックチェーンネットワークのガバナンスに参加する場合は、第三者のカストディアンから資金を引き出す必要があった。これでは資産を移動するリスクがあるため、ユーザーがガバナンスへの参加を諦めてしまう。本日12日に開始したサービスについてコインベースは、「オフラインのストレージに資産を保有した状態で、安心してガバナンスに参加できる業界初のサービスを利用できる」と説明している。
なお、Tezosのステーキングサービスについて、仮想通貨メディア「The Block」が7月に出した試算では、コインベースカストディは2カ月間で7580ドルから8324ドル(約82万円から約90万円)相当の報酬をもたらした。コインベース以外でも、最大手取引所バイナンスが複数銘柄のステーキングサービスを個人投資家に提供している。今後、ステーキングへの需要も増えていくと見られる。
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参考資料:Coinbase
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