仮想通貨「NEM/XEM(ネム)」が急騰、国内大手Zaifがカタパルトトークンの付与を発表
- Zaifがカタパルトトークン付与対応を発表
- 仮想通貨取引所Zaifは17日、仮想通貨NEM(XEM)の大型アップデート”カタパルト”への対応方針について、XEM保有数量に応じて利用者のアカウントに”カタパルト トークン”の付与を発表。これを受け、NEM価格が高騰している。
Zaifがカタパルトトークン付与対応を発表
仮想通貨取引所Zaifは17日、仮想通貨NEM(XEM)の大型アップデート”Catapult”への対応方針に関して、公式発表を行なった。
2020年1QにNEMの技術アップデート「Catapult」が予定され、本アップデートでは、NEMのネットワークが新設されるなかで、新しいトークンとして”Catapult トークン”が発生する。
“Catapult トークン”については、アップデート当日のXEMの保有残高に応じて同数量の付与を受ける権利が発生するなか、Zaifは、利用者のXEM保有数量に応じて利用者のアカウントに”Catapult トークン”を付与することを発表した。
スケジュール詳細は、追って案内するとしている。
10/18追記:NEM財団理事長の見解
NEM財団のAlexandra Tinsman理事長はコインポストの「金融庁など規正当局との連携は取れているのか」との質問に対し、以下のように回答した。
具体的に名指しはできないが、NEM財団はすでに複数の規制当局と連携しており、複数の仮想通貨取引所からもサポート及びフィードバックを受けている。
より詳しい内容は、来月中に説明するとしている。また、同理事長は18日、カタパルトに関する”ブランディング”についても新たに言及した。
関連:ネム財団理事長、顧客目線の「カタパルト」ブランド構築で決意表明
NEMが急騰
これに伴い、日本国内の仮想通貨取引所が対応発表した安堵感などから、発表直後の17日15時時点で、前日比10%高を超える急騰を見せた。カタパルトなどの詳細については、以下の記事で解説している。
関連:大型アップデート控える”カタパルト”『ネム』の技術や今後の展望をわかりやすく解説
これに先駆け、仮想通貨NEMの「Catapultマイグレーション委員会」は9日、Catapultローンチに関する疑問に答えるコミュニティ向けのFAQ質問回答ページを公開。Catapultチェーン稼働後の既存NEMブロックチェーンの状況について、「新たなブロックチェーンと新トークンはCatapultとして誕生するが、既存のNEMブロックチェーンN1S1は継続して稼働する」と説明していた。
同委員会は、NEM財団・ネムスタジオ・ネムベンチャーズ・テックビューロ株式会社により構成される。
- 取引所上場の予定に関して(どの取引所が新通貨に対応するか)
- XEMの上場継続について
など重要項目における見解は、以下の記事を参照のこと。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します