米人気DJ チェインスモーカーズ 、ブロックチェーン活用チケット販売YellowHeartのパートナーに
- ダフ屋行為を防ぎ、適正価格へ
- 全世界のチャートを席巻する人気DJユニット「チェインスモーカーズ」が、ブロックチェーンを用いてダフ屋行為の撲滅を目指すチケット販売プラットフォームへの支持を表明。ファンが妥当な価格でチケット購入できるシステム構築を目指す。
ダフ屋行為を防ぎ、適正価格へ
2017年のグラミー賞アーティストのThe Chainsmokersと、そのマネージャーであるAdam Alpert(アダム・アルパート)氏は、ブロックチェーンを活用したチケット販売プラットフォームのYellowHeartのパートナーとしてダフ屋行為の撲滅に取り組んでいくことを明らかにした。
YellowHeartは、仲介業者を通さずアーティストが直接ファンにコンサートのチケットを販売できる他、ダフ屋による買い占めや高額での2次販売を防ぐだけでなく、購入したファンが転売する際の最高額をアーティストが設定する事もできる。
またファンは、同プラットフォームに設ける2次市場での収益を受け取る事を選択できる。
サービスは2020年にローンチを予定している。
YellowHeartはローンチ前であり、The Chainsmorkersとの関係の詳細は明らかではないが、YellowHeartの公式サイト上でChainsmokersのアレックス・ポールとアンドリュー・ダガーと、Adam Alpert氏が同プロジェクトのパートナーとなっていることが確認できる。
ブロックチェーンの有効活用事例に
YellowHeartの創業者兼CEO, Josh Katz氏は、「ブロックチェーンは,チケットを最終的に手にするファンまでの追跡を可能にする特異な力を与えてくれ、ファン以外はそのプロセスには入らない」と述べ、以下のように付け加えた。
長年ダフ行為(チケットなどを買い占め、高額で転売する行為)は、技術と2次販売のウェブサイトの登場により前例のない程成長してしまい、これをブロックチェーンの技術で解決できると考えている
また、The Chainsmokersのマネージメントを行うDisruptor社のCEO, Alpert氏も同様にYellowHeartはダフ屋対策に有効な解決策になると述べるとともに
「このプラットフォームは、私達だけでなく他のジャンルの同業者の課題を念頭に置いて作っていく」と述べ、既に業界内から多くの支持を得られ、参加の意思表明も受けていると明かした。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します