「仮想通貨XRP利用のODLを多くの地域で利用したい」大手マネーグラムが要請

マネーグラムはリップル社に事業加速を促す

米首都で開かれた「フィンテックウィーク」でリップルCEOのGarlinghouse氏は、事業パートナーである米送金大手「マネーグラム」がODL(旧xRapid)をより多くの地域・市場へと拡大する事業方針を明かした。

リップル社は今年6月、マネーグラムと戦略的パートナーシップを締結、XRPを利用するxRapidの実装を発表している。その後マネーグラムは、xRapidの主要利用企業としてXRPとフィアット間の送金を推進していた。

「フィンテックウィーク」の対談にてGarlinghouse氏は、マネーグラム社との現状を「(マネーグラムの)CEOは我々に、より早いペースで事業を進めるように求めてきた。驚く話しだった。」と語り、リップル技術の導入を切望していると示唆した。マネーグラム側から、ODLのローンチする地域とその実装速度を強化して欲しいとの要請が来ているという。

理由は、すでにメキシコ市場で実利用されたODL送金の速さを体感したことで、マネーグラムはその恩恵を他の地域でも受けたいと話しているという。

一方、Garlinghouse氏はその要請を喜びつつも、規制準拠の面で慎重な姿勢を示した。

我々は各地の規制当局と話し合い、認可を得るほか、その地域でサービスを提供する規制された取引所があるか確認した上で、ローンチする方針を徹している。

ODLの出来高高騰

先日Garlinghouse氏は、メキシコの取引所Bitsoで記録されているXRPの出来高の8割が、マネーグラム社によるODL送金に該当すると明かした。

高い出来高とマネーグラムCEOの発言から、ODLに対する需要とリップルに対する信頼が明瞭化されている。

CoinPostの注目記事

世界的に仮想通貨業界で話題になったリップル社のコマーシャルに関して、放映を行なっている可能性のある二カ国が判明した。CMは国際決済をテーマに、Rippleのインフラや仮想通貨XRPに対する認知度向上を図っている。
Rippleは、制作側に向けて仮想通貨やブロックチェーン技術の教育をするために新オフィスを米首都に開設した。金融業界経験者や政府機関出身者を招き入れ、政府との関係構築を加速させる戦略。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう 新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング