デジタル人民元、国内小売決済の導入が最初の目標=中国人民銀行の元総裁発言

デジタル人民元の役割

中国の中央銀行である「中国人民銀行」の元総裁Zhou Xiaochuan氏は、デジタル人民元(DCEP)の主な役割を説明。中国経済メディア「Caixin」が報じた。

Zhou氏によると、デジタル人民元は主に国内における一般決済や小売の利用に導入される。もう1つの役割は国際間決済利用で、当面の目標ではないという。

なお、国内の一般決済を実施したのち、国際間決済などの利用にも展開する可能性があると言及した。

Zhou氏は現在、中国人民銀行の責任者ではなくなったが、未だ発言力がある模様だ。中国VCファンドNirvana Capitalの責任者Jiang氏によれば、中国政府は通常、公式発表を行う前に元高官を介して「事前発表」を行う傾向がある。

先日中国人民銀行は、DCEPは未だリサーチとテストを行なっている段階で、公式な発行日について決定していないと発表した。

参考:Caixin

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中国系ファンド幹部は、デジタル人民元に当たる「DCEP」の導入は用意周到に準備されたものであり、導入も6〜12ヶ月以内には行われるだろうと見解を述べた。
中国の中央銀行は13日、デジタル人民元がまだリサーチとテストを行なっている段階であると正式に発表。商材としたネット詐欺への注意を促している。

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