NASDAQとNYSEで初のブロックチェーンETF上場
- 史上初のブロックチェーンETFがNASDAQ、NYSEアーカ取引所で上場
- 日本時間17日午後11時、Reality Shares Advisors、Amplify Trust ETF社はNASDAQおよびNYSEアーカ取引所上では初となるブロックチェーンETFを上場しました。
NASDAQとNYSEで初の「ブロックチェーンETF」とは
Reality Shares Advisors、Amplify Trust ETF社はNASDAQおよびNYSEアーカ取引所上では初となるブロックチェーンETFを上場しました。
1月17日の日本時間午後11時頃、Reality Shares社の『Nasdaq NextGen Economy ETF (BLCN)』は24.20ドル(約2,694円)で公開され、Amplify社の『Transformational Data Sharing ETF (BLOK) 』は20ドル(2,224円)で取引が開始されました。
両社のブロックチェーンETFはブロックチェーンベースの企業だけに投資する、とされています。
両社とも昨年11月事業発起書を提出した際は、仮想通貨やブロックチェーンに対する規制が整っていない懸念から、ブロックチェーンスタートアップ企業に投資することはリスクが伴い、必ずしも利益化するとは限らないことも指摘しました。
発起書はまた、投資対象は過去6ヶ月間の日毎平均取引高100万ドル(約1,11億円)を処理する、時価総額2億ドル(約222億円)以上の企業に限ると言及しました。
Reality Shares社アナリストKian Salehizadeh氏は、NASDAQと提携し、ETFを活用したブロックチェーンスタートアップ企業を監視するインデックスを開発したと述べました。
NASDAQ社のブロックチェーン研究チームはインデックスコントリビューターの一部となります。
さらにReality Shares社のアルゴリズムにはインデックスに対応しています。
Salehizadeh氏は、以下のように述べました。
『弊社はビットコインファンドではなく、ブロックチェーン技術関連のETFを上場させたいと考えました。
そして7つの量的要素を測るシステムを企業内で開発しました』
また、当初ETFの銘柄には“ブロックチェーン”という言葉を使っていましたが、米国証券取引委員会(SEC)の命令により改名した、と彼は述べました。
一方でSECは正式にETF認可書を発行したわけではありませんが、Salehizadeh氏によると正式に不承認されていないということは、現行法上を基にすると自動的に合法となると指摘しました。
現段階でSECがETF申請の審査をするには75日を要します。
もし特定の不可や反対がなければ、ファンドは上場が可能になります。
多数の企業がブロックチェーンベースのETF申請をしましたが、今回の2社による上場が初の事例になります。
最近では、昨年11月Horizons ETFs Management社がブロックチェーンETFを申請しました。
The First Blockchain ETFs Launched on Nasdaq, NYSE Today
Nikhilesh De Jan 17, 2018
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