「仮想通貨の利用率、2030年までに現金越え」ドイツ銀が大変革を予想
ドイツ銀行予測
「2030年にかけて、仮想通貨(Crypto Currency)が世界に取って代わるかもしれない」
ドイツ銀行は新たな研究報告書で、今後大きな変革が訪れると予測を展開した。
「2030年を想像」というタイトルで公開された報告書で、人々がキャッシュレス化と匿名性を追求するために、仮想通貨の利用率はいずれ現金を上回ると指摘。「これまで、仮想通貨は現金の付属品としての存在に留まっているが、規制のハードルを克服できれば、仮想通貨は広範囲に普及する。いずれ現金に取って代わる可能性も秘めている」と説明した。
仮想通貨普及のために必要な要素として指摘されたのは以下の3点だ。
- 価格を安定させ、政府側に合法と認められる
- Apple PayやVisaなどのモバイル決済との連携
- アマゾンやウォルマートなどの小売業との連携
仮想通貨の普及についても、重要な指標となる「ウォレット数」は、インターネットがさらに普及するに連動して拡大すると見ており、2030年の仮想通貨ウォレットのユーザー数は2億規模にまで拡大すると予測した。
来年の2020年の時点では、6000万ユーザーと試算している。
参考:ドイツ銀行
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します