米仮想通貨上場企業、マイニング機器約4000台を新規導入 ハッシュレートは240%増に

約4000台のマイニング機器を導入

仮想通貨企業Riot Blockchain社が、大手仮想通貨マイニング企業Bitmainから購入した約3000台の「Antminer S17 Pro」を受け取ったことを発表した。

Riot Blockchain社は、米ナスダックに上場している数少ないマイニング企業だ。今回購入したマイニング機器は、米オクラホマ州にあるRiot Blockchain社の施設で12月に受領。同社の担当チームが設置を開始している。今回の施設のアップグレードに際し、臨時の従業員も確保しているという。

同社には、さらに今月中に同機器が1000台届く予定。今回の購入には合計で635万ドル(約6億9300万円)を費やした。今後4週間ほどで、同施設のアップグレードが完了する予定だ。

アップグレードが完了すれば、およそ4000台の新機器と現在の電力から概算すると、施設のハッシュレートは248ペタハッシュ(PH)になる。これは現在のハッシュレートの平均と比較すると、240%の増加だという。4000台の新機器は同施設のキャパシティの90%を占めることになる。

直近では上場企業が新たにマイニング機器を大量購入する動きが他にも確認されており、ロンドン証券取引所(LSE)に上場する仮想通貨マイニング企業のArgo Blockchainの事例などがある。

関連:英上場企業、仮想通貨マイニングマシン3616台を新規導入

Riot Blockchain社は、マイニング事業だけでなく、仮想通貨取引所の設立を計画している。昨年3月に、子会社RiotXにて、銀行業、取引所、デジタルウォレット業を主要業務とする取引所を開始することを米証券取引委員会(SEC)へ申請した。

関連米上場企業、SECに仮想通貨取引所の設立を申請

参考資料 : Riot Blockchain

CoinPostの関連記事

SBIとGMOが、米テキサス州でビットコインのマイニング事業を開始するとブルームバーグが報じた。同施設は世界最大規模の仮想通貨マイニング施設で、同地域のBitmainの3倍規模に相当する。
英上場企業のArgo Blockchainが1月10日までに、ビットメイン製のマシンを計3616台を新規導入する。75%処理能力が向上すると試算している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう 新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング