仮想通貨ビットコインSV利用の国内不動産テック企業と海外のDLT関連企業が提携
Zweispace社が企業提携
Zweispace社(日本企業)とBinde社(海外)は昨日、新たにパートナーシップを結んでいたことが明らかとなった。仮想通貨メディアCoinGeekが報じた。
両社はともに、ビットコインSV(BSV)を利用したソリューションを提供していることで知られる。具体的には、Zweispace社では、ブロックチェーンを活用した不動産登記システムや賃貸不動産管理システムの提供を行っている。
最近では、大手住宅メーカーの積水ハウスが土地の所有者になりすまし多額の代金をだまし取る「地面師」により、55億円の詐欺被害を受けるなど、不動産取引は未だ多くの課題を抱えているのが現状だ。
そうした中、Zweispace社は独自の技術を用い、ブロックチェーン上でIoT情報や耐震性能などの不動産情報を保存することで、不動産に関わる取引の効率化が図られている。こうしたブロックチェーンを活用した不動産関連サービスの提供は、世界的にも先進的な事例だ。
Binde社はビットコインSVのチェーンを利用し、法的記録や適法契約に関する情報の記録を行っている。これにより、法律事務所は過去の判例などを参照することを可能にすることで、企業間取引の円滑化を推し進めている。
プレスリリースによれば、両社は互いにブロックチェーン・サービスの開発で協力を進めているとのことだ。
Zweispace社のCEOを務める亀田 勇人氏は、以下のように語る。
商業契約を専門とする法学博士など業界のプロがアプローチを行い、なおかつ、ブロックチェーンやスマートコントラクト活用の知見を備えたBinde社と協力することにより、(Zweispace社は)無駄な作業を省き、より多くのチャンネルの提供や地域拡大を最小限の努力で達成できると考えている。
また我々二社はBSVを利用してるため、規制の準拠や工業的手法の点で一致し、調和もとることができる。
不動産テック業界で最先端を行くZweispace社が、さらなる事業拡大に向け、新たな動きを見せた格好だ。
参考:CoinGeek
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