仮想通貨市場暴落で、含み益のイーサリアム投資家は約6%=intotheblock調査

8割が損の状態

仮想通貨イーサリアム(ETH)を保有する投資家のうち、約83%は直近価格(4/1時点のレートは14,200円)以上で購入していることが分かった。仮想通貨(暗号資産)の分析サイトintotheblockが分析を行っている。

含み損状態にある83%は、3021万アドレスが該当。イーサリアム(ETH)の推定平均取得価額が現価格よりも高い状態(アウトオブマネー)となっている。

一方で、インザマネー(含み益)は約6%となっており、210万アドレスが該当。残り11%は、現在価格が損益分岐点に近い状態にある。intotheblockによれば、ETH=250ドル(27,000円)時点では、大半のイーサリアムアドレスが利益を出している状態だった。

イーサリアムは直近、イーサリアムの次のバージョンとなるETH2.0のフェーズ0の監査を終え、共同創業者のヴィタリック氏によれば、テストネットのローンチは4月になる見込みだ。

3月19日に同氏によって公開された最新のロードマップによると、フェーズ0ののち、処理能力の向上などを狙ったシャーディングの実装(フェーズ1などが更に実装されていく予定となる。

スマートコントラクトを備えるイーサリアムでは、それを利用した様々なサービスが開発され、仮想通貨プロジェクトの中でも巨大なエコシステムを抱えている。そのため投資目的が主体のビットコインに比べ、イーサリアムはその保有目的も多様化しており、比較して値動きに左右されない需要がある程度確保されているといえる。

なお、intotheblockによるETH価格の先行きを示すシグナルは、総合して弱気に傾いている。

参考:intotheblock

CoinPostの注目記事

ヴィタリックは仮想通貨イーサリアム2.0のマチルクライアントテストネットが4月に開始できる公算が高いと見ている。マチルクライアントテストネットで問題がなければ、メインネットのローンチに着手ことができる。
イーサリアム創始者のヴィタリック・ブテリンは19日、自身のツイッター上で、仮想通貨ETHにも関連するイーサリアム2.0(ETH2)における5年から10年後までのロードマップを公表した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう 新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング