米セキュリタイズ、新形態のP2Pセキュリティトークン取引を提供
P2Pセキュリティトークン取引
証券のデジタル化プラットフォームを開発する米Securitize(セキュリタイズ)は、端末同士で直接通信するP2PでSTO(セキュリティトークンオファリング)取引できる新サービス「Instant Access」をローンチした。
このサービスは規制に準拠したもの、「カウンターパーティリスクが生じない」と紹介されている。カウンターパーティリスクとは、取引先が破綻するなどして契約が履行されずに損失を被るリスクを指す。
発表によると、売り手は、売りたいトークンをまとめたウェブリンクを作り、それをメールやテキストなどで外部にシェアする。KYCおよび裏付けとなる証券の発行体に登録したユーザーはそのリンクを開始、トークンを購入する仕組みだ。
また、取引で利用する仮想通貨は、USDCとDAIの2種類のステーブルコイン。支払いおよびトークン受け取り用のウォレットには、コインベースウォレットやメタマスク等オプションがある。
Instant Accessはイーサリアムを基盤とするP2PネットワークAirswapが搭載されたプラットフォームだ。Airswapは2018年11月、「分散型コンプライアンスプロトコル」を利用しSTOの取引をデモした。
また、Securitizeは昨年12月、株式会社BUIDLと包括資本提携の締結を発表したほか、証券のみならず不動産のトークン化分野でも日本市場への展開を進めている。
参考:securitizes
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します