ビットコイン半減期、実行タイミングが大幅短縮の可能性 ハッシュレート急上昇で過去最高値
ビットコイン半減期の実行ブロック到達が大幅に短縮しそうだ。半減期を目前にビットコインマイナーがハッシュパワーを急速に高めている。
仮想通貨ビットコインは12日、4年に一度のブロック報酬の半減期を迎える予定。実行ブロック到達は、日本時間12日の6時〜8時の予想(8時に24時間前に相当する残り144ブロック到達)となっていたが、ビットコインハッシュレートの急上昇を背景に、早ければ2時台にも到達する可能性が見えてきた。
11日20時現在のハッシュレートは、144.28 EH/sの前日比で21%高、過去最高値を更新した(これまでの最高値は142EH/s)。半減期を目前にビットコインマイナーのハッシュパワーが急上昇している。
Blockchain.comのデータによると過去24時間に採掘されたブロックは181ブロックと平均の144ブロックを大幅に超過。1ブロックの平均生成時間は7.34分を示している。
このまま高いハッシュレートと平均ブロック生成時間が維持された場合、実行ブロックの630,000ブロックに到達するのは、12日未明の2時37分。4年に1度の記念ブロックを争う競争が激化すれば、更に縮まる可能性もある。
追記(23時)
順調なブロック生成を続けていたビットコインネットワークも、#629,966〜#629,967の生成タイミングで51分のラグが発生した。この影響を受け、半減期の到達タイミングにもズレが生じる可能性がある。
追記(12日5:00)
ビットコイン3度目の半減期 実行ブロックに到達
2020年5月12日、3度目のビットコイン半減期に到達。歴史的な630,000ブロック生成が確認された。
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