仮想通貨BNBのステーキングへ、バイナンスがQ3にスマートチェーンのメインネット始動予定
Binance Smart Chainメインネットローンチ予定
最大手仮想通貨取引所バイナンスが、4月に発表した新たな独自ブロックチェーン『バイナンススマートチェーン』のメインネットがQ3(7月〜9月)に始動する予定を発表した。中央集権的エコシステムから分散型金融・非中央集権的エコシステムへと進化する形となる。
バイナンススマートチェーンは、すでに稼働している「バイナンスチェーン」と異なり、主にスマートコントラクト(dApps)および仮想通貨BNBのステーキングを実装した仕様となる。既存のバイナンスチェーンはBinance DEXにおいて、新規仮想通貨の発行およびオンチェーン取引のために機能している。
バイナンススマートチェーンの特徴
バイナンススマートチェーンはコミュニティ主導で作成されたホワイトペーパー(事業計画書)によるもの。4月に発表され、5月には第一段階のテストネット「Rialto」がローンチされた。
この新たなネットワークは、バイナンスの1つ目の独自ブロックチェーン「バイナンスチェーン」に実装されていないスマートコントラクト機能や、「Proof of Staked Authority」というBNBを持つユーザーによる合意形成メカニズムを特徴とする。
dAppsの構築や、BNBのデリゲートステーキングによって、バイナンスの独自ネットワークをより分散化されたエコシステムへと改善するという。ステーキングの報酬年利に関しては、現時点では具体的な割合は公開されていない。
また、バイナンススマートチェーンがバイナンスチェーンと互換性を持ち、独自トークン標準「BEP2」の銘柄間の相互送金が容易にできる、と説明されている。
この新チェーンのメインネットは今年のQ3に正式にローンチする予定だが、現段階では具体的な日付までは開示されていない。
メインネットがローンチすれば、スマートコントラクトの運用が可能になり、既存のバイナンスチェーンに存在する様々なBEP2トークン・将来発行されていくトークンにも今後ユースケースが増える可能性があり、バイナンス独自のエコシステムを拡大させていく。
ーバイナンスブログ
参考:バイナンス
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します