Jリーグのサッカー選手、ブロックチェーンで売買可能のデジタルカードに

JリーグがSorareと提携

日本のサッカーリーグであるJリーグに所属するチームの選手が、ブロックチェーンを用いたフットボールゲーム「Sorare」上に登場したことが分かった。

Sorareはブロックチェーン技術を用いてサッカー選手をデジタルカード化、オリジナルのチームを編成し戦うゲーム。

デジタルカードはオンラインで取引することが可能で、これまでにフランスのリーグ・アンやイタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガなどの著名リーグに所属するクラブの選手が公式ライセンスを得て、ゲーム内に登場している。

Ethreumを利用

デジタルカードにはイーサリアムブロックチェーンが採用されており、カードの売買や譲渡などが従来の紙製のカードと同様に可能だ。

紙製のトレーディングカードの偽造はコピーカードなどと呼ばれ、高度な印刷技術が使用されることで真贋鑑定も難易度が増す現状がある。人気のトレーディングカードゲームでは、偽造カードの売買を巡り国内で逮捕者も出ている。

一方、sorareのデジタルカードは、ブロックチェーン上に記録されているため、基本的に偽造ができない仕組みだ。

コピー、複製の容易なデジタル領域においては、カードのようなものを公開したとしてもそれに価値を載せることは難しかったが、ブロックチェーンによって公式ライセンスを得たカードの流通が可能となった。

メタップスと提携で日本進出

先日、日本のブロックチェーン企業、メタップスアルファはSorareとの提携を発表、同社のプラットフォーム「miime」上でSorareのカードが取引可能となった。

また、メタップスアルファはSorareの日本市場におけるプロモーション等をサポートするとしている。

Sorareとの提携に至った理由をメタップスアルファは以下のように語った。

全世界的なコロナ禍において、あらゆる産業でデジタル化が加速する中、既に米国では、プロバスケットボール団体「NBA」、プロベースボール団体「MLB」といった世界トップクラスのスポーツ団体が、ブロックチェーン技術を用いたデジタルコンテンツの提供を開始しています。

プロサッカー産業でも、スペインの強豪「FCバルセロナ」は今年6月に独自のファントークンを発表、トークンは発売から僅か2時間のうちに完売したことで関心を集めた。

日本円でSorareのようなNFTを取引できるプラットフォームmiimeを持つメタップスアルファは、こういった人気分野との提携を通してユーザー数を拡大させたい狙いがある。

参考:PR Times

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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