3/20(火)|ビットコインは90万前後を維持・G20の2日目とFOMCに注目

仮想通貨市場
仮想通貨市場は、80万円割れを見せたものの、90万円前後で価格を維持。G20の2日目が開催され注目される中、2つ目の注目イベントとして3/20~21の二日間に渡ってFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されます。
仮想通貨関連銘柄
ブロックチェーン事業を推進する「インフォテリア」が、直近決算(3Q)前年同期比2倍となる大幅増収、大幅増益などを背景に「マザーズ→東証1部」への昇格を果たしたほか、個人投資家から高い支持を得ている「SBIホールディングス」が、G20通過による「バーチャルカレンシーズ」思惑再燃などで買われています。
NY市場
日本でも利用者の多いSNSであるフェイスブックで、個人情報の流出が発覚したことを受け、ダウ平均が一時500ドル近く下落するなど、ニューヨーク市場は「Facebookショック」に見舞われました。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は、G20の方向性として「(市場が警戒するほど)厳しい規制を行わない可能性」が昨日の報道で伝わったことで、価格帯が一段上昇。 BTCは90万円台に到達、本日は80万円割れを見せたものの、90万円前後で価格を維持しています。

日本時間20日午前2時辺りで大き目の下落が観測されましたが、このタイミングでトランプ大統領から仮想通貨初の米国大統領令が発令、「ベネズエラのペトロを米国内で禁止する」という仮想通貨市場全体に直接影響を及ぼすものでなかったものの、初の大統領令が相場に一定の影響を与えた可能性は考えられます。

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アメリカのトランプ大統領は、マドゥロ政権による、(同国の)民主的に選ばれた国会が非難する、デジタル通貨発行という形をとった合衆国制裁措置を回避するための一連の行動は違法であるとし、ベネズエラ政府発行の仮想通貨である「ペトロ」を米国内で禁止する大統領令を発令しました。

G20(2日目)の動向や提言内容に市場の注目が集まる中、投資家にとってのもう一つの注目イベントとして3/20~21の2日間に渡って「FOMC(連邦公開市場委員会)」が開催されます。

今回のFOMCの焦点は、利上げ実施の有無でありますが、既に市場は「利上げ」を織り込みつつあり、利上げ実施は確実視されております。

利上げによる影響は、仮想通貨市場にも波及する可能性も否定でないため、注視する必要があります。

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FOMCが利上げを実施した場合の仮想通貨市場への影響度の考察記事です。3月20日から21日の二日間に渡ってFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されます。利上げが実施されるか否かは不明ですが、実施された場合、仮想通貨市場へ影響する可能性もあるかもしれません。

また、主要通貨であるネム(NEM/XEM)に関しても大きな動きがあり、NEM財団がコインチェックで流出したネムの追跡を停止を発表した他、海外の大手取引所「Binance」にも上場、価格を大きく伸ばしています。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

IT企業のインフォテリア(3853)が、+7.85%と大幅高。

直近決算(3Q)前年同期比2倍となる大幅増収、大幅増益などを背景に、「マザーズ」から「東証第1部」への鞍替え(市場昇格)と、期末一括配当の年間配当予想を1株当たり6円(前期:3円90銭)にすると発表したことが材料視されました。

同社は、2017年4月に「ブロックチェーン事業推進室」を設置するなど、ブロックチェーン銘柄の一角としても知られています。

SBIホールディングス(8473)やメタップス(6172)も寄り底となり、終値でそれぞれ+5%弱の反発を見せました。

個人投資家人気No.1の「SBI証券」を擁するSBIグループは、仮想通貨取引所「SBIバーチャル・カレンシーズ」の開設時期について、金融庁の動向や「G20」の結果を受けた国際的な規制内容を踏まえて、最終決定するとされています。

G20を通過して、仮想通貨市場の大幅下落が一服したことで、「SBIバーチャル・カレンシーズ」や、同社が提携・推進する「リップル(XRP)」に対する期待感が再燃し始めた可能性も考えられます。

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株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
2月26日、日刊工業新聞はSBIバーチャル・カレンシーズがオープン日を夏頃目標としている事、取扱通貨はBTC、BCH、XRPの3つだけではなく、ETHも追加されていることを報じました。

NY市場

  • NYダウ 24,610.91(-335.60)
  • ナスダック 7,344.24(-137.74)
  • S&P500 2,712.92(-39.09)

週明けのNY株式市場は、主要三指数揃って下落しました。

Facebookの個人データ流出問題を悪材料に、ダウ平均は一時500ドル近く下落したほか、ナスダックは一時2%を超えて下落する場面もありました。

Facebook個別としての値動きは6.77%のマイナスとなり、今日のNY市場の下落を市場では「Facebookショック」と呼ぶ投資家もいます。

Facebookの下落の影響で、アップルやアルファベット、マイクロソフトなどハイテク銘柄にも下落は波及し、S&P500指数は2.11%の下落だった他、ダウ採用銘柄で上昇したのは、ボーイングのみとなりました。

20日、21日にFOMCが予定されていますが、今回のFOMCでは利上げが確実視されており、「ドットチャート」の公表もある為、今後の利上げ回数予想如何では株式市場にとっての悪材料となる可能性もあります。

また、引き続きトランプ政権の政策なども懸念材用とされており、長期に渡って上昇を続けてきた米国市場は正念場を迎えているのかもしれません。

東京市場

  • 日経平均 21,380.97(-99.93)
  • TOPIX 1,716.29(-3.68)
  • マザーズ 1,196.36(-2.47)

朝方のNY市場に引っ張られる形で、東京市場も主要三指数揃って下落。

Facebookショックは東京マーケットのハイテク株にも影響。ファナックやキーエンス、安川電機の下落が目立ちました。

日経平均の下げ幅は一時250円を超えましたが、日銀ETF買いの思惑や配当権利取りが意識され、下げ幅を縮小し、日経平均は最終的に99円安に落ち着きました。

リスクオフの材料としては、Facebookショックの他、引き続きトランプ政権の貿易政策や、やはりFOMCが意識されているようで、これらを見極めたいとする投資家も多いようです。

個別では、日本郵船が連結登記利益見通しを4000億円から4500億円とした事で3.46%高、DOWAホールデイングスが4.45%高となりました。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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