金持ち父さん著者「ドル崩壊時に重要なのは、どれだけビットコイン、金、銀を持っているか」
ビットコインの高騰で
「金持ち父さん貧乏父さん」の著者として有名なロバート・キヨサキ氏が、ビットコイン(BTC)の高騰を受け、次のようにコメントした。
ビットコインのブームは、金や銀のパフォーマンスを打ち負かしている。「ビットコインを買えるだけ買ったほうが良い」ということだ。列車は動いており、すでに米ドルは死にかけている。ドルが崩壊した時、重要なのはどのくらいの金と銀とビットコインを持っているかになるだろう。
ビットコイン・金・銀
Twitetrフォロワー146万人を抱えるキヨサキ氏は、以前よりビットコインを支持する発言を著作などでも展開しており、分散目的で金・銀・ビットコインの資産を保有するよう促すメッセージを度々発信してきた。
現在、金の先物価格は1オンス=1870ドル、銀は24.2ドルほどで推移している。
銀については価格高騰した2011年水準にはまだ遠く、単位当たりの価格についても低いことから「手頃」と表現したとみられる。
ビットコインは、直近で19年最高値の14,000ドルを超えて続伸。16,000ドルを突破し、日本円で170万円台を付けている。高騰の背景には、現物需要が高まっていることが指摘されており、ここ数か月は上場企業によるビットコイン購入ニュースが、需要の高さを象徴する出来事として記憶される。
機関投資家の参入できるような市場環境が整ってきていることで、個人投資家が旺盛だった17年末のバブルとは市場構造が変化しているとの見方が指摘される。
キヨサキ氏は、重要なのは(対ドル)価格ではなく、「金、銀、ビットコインなどをどれだけ持っているか」だとした。ドル価格での割高感は、あくまで相対的なものである点について意識を向ける必要があるとの発言にも読み取れる。
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