ブロックチェーン分析企業チェイナリシス、日系大手企業2社との提携を発表

日本の大手2社がブロックチェーン企業と提携

ブロックチェーン分析企業のチェイナリシス社が株式会社日立製作所とSB C&S株式会社の2社と販売パートナーシップを締結したことを7日、同社のブログ記事で発表した。日本を代表するシステムインテグレーターとの締結を通して日本国内での暗号資産(仮想通貨)の取引監視強化を目指すという。

チェイナリシス社は世界各国の政府機関、取引所、金融機関、保険会社、サイバーセキュリティ会社と連携してデータ、ソフトウェア、サービス、調査を提供しており、コンプライアンスを重視しつつ、ブロックチェーン技術導入を促進している。

日立製作所とは主に公共分野で付加価値再販業者(VAR)として協業していく方針。ソフトバンクのグループ会社SB C&Sにおいてチェイナリシスはブロックチェーン関連のソリューションとしては初のラインナップとなった。

SB C&SのICT事業本部MD本部ネットワーク&セキュリティ統括部 統括部長 本美洋平氏は「高度な規制・コンプライアンスソリューションへの需要は成長を続けており、ブロックチェーンは既存の業務を近代化する上で重要な要素となっている」と述べた。

チェイナリシス社のJason Bonds CROは以下のようにコメントした。

日立製作所、SB C&Sと協力し、この地域がブロックチェーン技術を安全かつコンプライアンスに則ってオンボードできるよう支援できることを楽しみにしている。

アジア太平洋地域におけるプレゼンスの拡大を引き続き目指すチェイナリシス社は今夏オーストラリアを拠点とする大手決済プロバイダー4社と提携を締結した他、9月にも東京とシンガポールに新オフィスの設立を発表していた。

調査、コンプライアンス、リスク管理ツールを強化するチェイナリシス社のプラットフォームはサイバー犯罪やセキュリティ強化のために活用されており、11月12日には政府が押収した暗号資産(仮想通貨)の保管と売却に対応するサービスを発表している。

詳細:Chainalysisがコンプライアンスネットワーク強化のため 日本最大のシステム・インテグレーターとパートナーシップ締結

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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