OKEx、180億円以上の仮想通貨が出金=CryptoQuantデータ
OKExから大量出金
大手中華系暗号資産(仮想通貨)取引所OKExから180億円以上の仮想通貨資産が出金されていることがわかった。出金サービスの再開に伴い、顧客が資金をOKExから引き出している状況だ。
CoinPostと提携する、仮想通貨のオンチェーンデータを提供するCryptoQuantによると、日本時間26日17時の出金再開に際し、最初の15分だけで2,822BTCのビットコインが出金された。その後も出金が続き、4,000BTC以上(約70億円)が計上されている。
CryptoQuantのKi Young Ju CEOによると、出金の多く(80%以上)は他の取引所アドレスではなく、個人ウォレットに入金されているという。「一部の大口投資家はOKExを離れている」とコメントした。
また、ビットコインのほか、OKExから出金されたステーブルコインは110億円に相当する金額に上る。これらの巨額出金は、ビットコインが16,350ドルに急落する時点で発生したという。一部の投資家やトレーダーがOKExでステーブルコインに売っていたと見られる。
OKExは10月16日、取引所の仮想通貨ウォレットの出金権限を持つOKEx関係者が公安機関の調査を受けているといった理由で仮想通貨出金の一時的停止を実施していた。約7週間が経過し、11月26日に出金を再開した。そのため、一部の投資家は今後同じような事例が発生する可能性を懸念し、OKExから撤退する動きが見られている。
ビットコイン大幅調整
ビットコインは前日比10%以上下落し、一時16,218ドルまで落ちていた。時価総額上位の銘柄も24時間で10%以上の下落幅を記録している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します