ヴィタリック・ブテリン氏:イーサリアム対応ASICへの対抗案に反対
- ヴィタリック・ブテリン氏はASIC対抗案に反対
- 同氏は、「もし彼らが大多数のハッシュパワーを持ち、悪意を持ってそれを使おうとする日が来たとしたら、Casper(PoS移行)開発の速度を上げるだけです」と発言しました。
イーサリアム対応ASICに反対
イーサリアムを作ったVitalik Buterin氏(ヴィタリック・ブテリン氏)は、Ethash ASIC(イーサリアム対応ASIC)に対抗する案に対し、反対の声明を出しました。
Bitmainで新しく発表されたイーサリアム対応ASICに対抗するため、イーサリアムの開発者であるPiper Merriam(以下、メリアム氏)はイーサリアム改良提案958(EIP958)を提出しました。
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EIP958は、イーサリアムのコア開発者の最新の会議の協議事項を含んでいます。
その会議は金曜日に開かれ、YouTubeで生放送されました。
イーサリアム対応ASICに対抗する案であるEIP958はイーサリアムコミュニティで人気があり、Githubにおいても多くの賛成票を獲得しています。
しかし、会議において、イーサリアム開発者は、ロードマップにPoSへの移行が含まれていることを考えると、このような大規模かつ複雑な変化を起こす案を採用することを躊躇していると言います。
ヴィタリック・ブテリン氏は、イーサリアム対応ASICが、従来のGPUベースのイーサリアムマイニングと比較し、250%の効率性を発揮するとされていることを踏まえ、ASICへ対抗する案によって起きる変化の複雑さは正当化出来ていないと述べました。
アップグレートすることで、混沌としてしまい、重要な事を損なってしまう可能性があります。なので、この点において私は行動を起こさないことのほうが重要だと考えます。
一番最悪のシナリオはBitmainがイーサリアムネットワークの大部分を制御してしまう事態に陥ることです。イーサリアムはビットコインではないのですから。
マイナーはここで管理していません。もし彼らが大多数のハッシュパワーを持ち、悪意を持ってそれを使おうとする日が来たとしたら、Casper(PoS移行)開発の速度を上げるだけです。
Ethereum Founder Buterin Advises Against Declaring War on Ethash ASIC Miners
APRIL 09, 2018 by CCN
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