仮想通貨NEM、Symbolテストネットをアップデート
テストリセットを実施
仮想通貨(暗号資産)ネムは、事前に予告されていた通り、新チェーンSymbolのテストネットリセットとサーバーのフルリリース実施を発表した。
計画としては、本稼働させるためのメインネット・ローンチ前最後のメジャーリリースとし、さらなるテストを経て正式なローンチ日などが再決定される。
以前のバージョンより大きな変更があるため、古いツール(CLI、Boostrap、SDKs、ウォレットなど)はエラーが起こる可能性があるとしている。
また、対応するSymbolのモバイルウォレットも数日以内にリリースされる予定だ。
メインネット前最後のメジャーリリース
開発を進めるネムグループは14日、テストネットにおける全ての問題が解決し、リセット&リリースへの準備が整ったことを発表、その後リリースが発表された。
すでに新たなテストネットはパフォーマンステストを経ており、最大1500万トランザクションが刻まれた。
テスト結果としては、400tps(1秒当たりのトランザクション処理数)までのソークテストに合格したとのことだ。ソークテストとは高負荷を与え、問題が発生しないか検証する作業になる。
今後、新たなテストネットにはコミュニティノードが移され、コミュニティテストが実施される。また、更なるストレステストなどが予定されている。その後、ローンチ日時等を決定できるようになる。まだ未定ではあるものの、ローンチは少なくとも今回のリリースから1か月以上先のことになるとしている。
XYMを付与するためのスナップショット日(権利確定日)もまた、ローンチ日に連動する。事前オプトインはスナップショットと同日に終了する。今後重要な問題が見つからなければ、今回がメインネット前の最後のメジャーリリースになるという。
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