米グレースケール、23銘柄の新規仮想通貨投資信託を検討
新規仮想通貨投資信託を検討
米最大手暗号資産(仮想通貨)投資企業グレースケールが23銘柄の仮想通貨投資信託を新たに検討していることがわかった。
プレスリリースによると、新規銘柄はAave(AAVE)、Basic Attention Token(BAT)、Cardano(ADA)、Chainlink(LINK)、Compound(COMP)、Cosmos(ATOM)、Decentraland(MANA)、EOS(EOS)、Filecoin(FIL)、Flow(Dapper Labs)、Livepeer(LPT)、MakerDao(MKR)、Monero(XMR)、Numeraire(NMR)、Polkadot(DOT)、Reserve Rights(RSR)、Stacks(STX)、Sushiswap(SUSHI)、Synthetix(SNX)、Tezos(XTZ)、The Graph(GRT)、Uniswap(UNI)、Yearn Finance(YFI)の23種類だ。
同社のMichael Sonnenshein CEOは新規投資信託の提供検討について、「これらすべての銘柄を提供するとは限らないが、これまで我々はレガシー金融にデジタル金融システムを繋げてきたため、より多様なプロダクトを投資家に提供する責任があると考えている」と話した。
また、新規商品を立ち上げるための必須条件には、厳格なレビューや内部コントロール、安全なカストディ整備、規制コンプライアンスなどの重要な要素があると説明した。
今回の正式発表までに、グレースケールが複数の新規銘柄の投資信託を提供する可能性がすでに浮上。ここ2ヶ月の間、グレースケールの法定管財人を担当するDelaware Trust Companyによる一部の上記銘柄の登録情報はデラウェア州政府の公式サイトで確認されていた。
なお、グレースケールは現在、ビットコインやイーサリアム、ライトコインなど8つの投資信託を提供しており、Grayscale® Bitcoin Trust(OTCQX:GBTC)、Grayscale® Bitcoin Cash Trust(OTCQX:BCHG)、Grayscale® Ethereum Trust(OTCQX:ETHE)、Grayscale® Ethereum Classic Trust(OTCQX:ETCG)、Grayscale® Litecoin Trust(OTCQX:LTCN)、Grayscale® Digital Large Cap Fund(OTCQX:GDLC)が米主要OTC市場のOTCQXで取引されている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します