はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

金融市場リスクオフで仮想通貨全面安、株式上場控えるコインベースでは強気シグナルも

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場

米ニューヨーク株式市場で、ダウが559ドル(1.8%)安の31,402ドル急落したことを受け、26日の東京株式市場は全面安に。日経平均株価は、一時前日比900円安になるなど大幅反落した。

米債券市場では、米10年物債利回りが1年ぶりの高値となる1.6%台まで急騰した。1月上旬には1.0%未満だった。これに伴い、リスク回避の流れが強まり、リスク資産全般で売りが先行した。

各国で接種の進む新型コロナワクチンが広く行き渡ることにより世界経済の正常化と景気回復が期待される一方、FRBによるテーパリング(量的緩和縮小)や利上げ再開など金融引き締めリスクが強まるとの見方が広がりつつある。

金(ゴールド)やビットコインも例外ではない。

今後、金融引き締め期に転換した場合、緩和マネーの影響で実体経済と乖離しながら膨張してきた株式市場やビットコイン市場などで、資金の巻き戻しが起こる可能性も懸念される。

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)価格が前日比-6.15%の503万円(47,500ドル)と急落した。

一時52,000ドルまで反発する場面もみられたが、日本時間25日深夜〜26日明け方にかけて米国株や日経先物が大幅下落すると市場心理が急悪化し、連れ安となった。昨晩の米国株急落までは回復の兆しも見られたが、冷や水を浴びせられた格好だ。

24日に下げ止まった4万5千ドルを底割れた場合、4万ドルを目指す展開も考えられる。

コインベースでは強気シグナルも

一方、データ分析サイトCryptoQuantのKi Young Ju(@ki_young_ju)CEOは25日夜、「コインベースで、最も強気のシグナルが確認された」と指摘した。

コインベース取引所から計13,390BTCがアウトフロー(資金移動)した点について、コインベースのカストディウォレットに送金された可能性があることを指摘した。これは、長期保有目的の米国の機関投資家が48,000ドル付近で新たにビットコインを購入し、カストディに預けるといった一連の行動を示唆する。

同氏は2日前にも、米コインベースのプレミアム(価格乖離)が、暴落局面で過去最低値の-1020ドルに達し、その後+486ドルに急騰したことを示し、「44000ドル〜48000ドルの価格帯で、クジラの買いが観測されている。」と指摘していた。

CryptoQuantがCoinPostに寄稿したクジラ(大口投資家)動向などの相場分析方法は、以下で解説している。

関連:ビットコイン大口投資家の動向とマーケットへの影響|CryptoQuant寄稿

米大手取引所、コインベース株式上場へ

米大手仮想通貨取引所コインベースが、米証券取引委員会(SEC)に証券登録届出書(Form S-1)を提出したことがわかった。米ナスダック株式市場へ上場する。

開示資料によれば、コインベースは20年12月期決算で12億ドル(約1300億円)もの利益をもたらした。ビットコインが3万ドル以上に高騰した21年は、さらなる収益増が想定される。

現段階の評価額としては、ナスダック・プライベート・マーケットの取引水準(株価)から、推定時価総額10兆円規模にまで膨らむ可能性があることも指摘される。日本国内では国内最大手取引所のコインチェックを運営するマネックスグループが株式上場(IPO)による資金調達、及び財務基盤の強化を目指してきた。過去最大級の上場事例として、暗号資産関連業界から着目されそうだ。

詳細:米コインベース、ナスダックに上場へ 証券登録届出書が公開──時価総額10兆円規模の可能性も

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧