はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NYSE親会社ICE、仮想通貨取引所OKXに出資 トークン化株取引も計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • OKX上で「NYSE上場株のトークン化取引」を計画
  • OKXは従業員2000名を米国移転し準拠体制を強化

企業価値250億ドルで合意

フォーチュン誌が3月5日に報道したところによると、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の上場親会社インターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)が、世界大手の仮想通貨取引所OKXに出資し、企業価値250億ドルでの評価で合意に達した。

ICEはOKXの取締役会に席を持つことも明らかになった。なお、出資額や詳細な条件は非公表だ。

今回の提携の核心は、仮想通貨の価格フィードの共有にとどまらない。

OKXは2026年後半をめどに、ユーザーがNYSE上場株のトークン化証券やデリバティブを同プラットフォーム上で取引できる機能の提供を計画している。トークン化とは、従来の金融資産をブロックチェーン上の形式に変換するプロセスであり、取引コストの削減などの効果が期待されている。

関連:トークン化証券とステーブルコインが切り拓く次世代金融とは?野村・大和・ブラックロック・フランクリン|MoneyX2026

報道によると、ICEにとってこの出資は同社のデジタル資産分野への一連の動きの中でも特に大きな一手だ。ICEは2025年10月に予測市場プラットフォームのポリマーケットへ最大20億ドルの出資を決定。また、同年12月には仮想通貨決済企業ムーンペイへの出資交渉も進めていた。伝統的金融機関による仮想通貨分野へのコミットメントが急速に深まってきている。

ICEの戦略的取り組み担当副社長マイケル・ブラウグルント氏は、「将来の競合は必ずしもCMEやナスダックのような伝統的機関にとどまらず、分散型金融(DeFi)プロトコルやスーパーアプリになりうる」と述べ、ロビンフッドやブラックロックと連携を発表したDeFiプラットフォームのユニスワップを例として挙げた。一方、独自のブロックチェーン基盤開発とOKXとの連携は「補完的なプロジェクトであり、一体のものではない」とも明言した。

OKX側にとって今回の提携は、東アジアのオフショア取引所というイメージを払拭し、米国ルールに準拠したグローバルな取引拠点へと自社を再定義する戦略の一環だ。

OKXは2025年初めに米司法省と5億ドルの和解に合意し(無許可の資金送金業務運営1件について有罪答弁)、その2ヶ月後に米国での事業を再開した。OKXの法人担当グローバル・マネージング・パートナーであるハイダー・ラフィーク氏は5,000人規模の従業員のうち最大2,000人を米国に移転する方針を示しており、「このプロダクトを支えるために米国への投資を大幅に拡大していく」と語った。

ICEとOKXの提携は、伝統的金融と仮想通貨業界の垣根が崩れつつある流れを象徴する動きとして位置づけられる。2026年後半に予定されるトークン化株式取引機能の実装が実現するか、そして今後両社がより深い連携に踏み込むかどうかが今後の注目点となる。

関連:NYSEの運営会社ICEが仮想通貨企業ムーンペイに出資交渉、評価額50億ドル目指す

関連:仮想通貨取引所ランキング|実績・ユーザー評判・プロ分析で徹底比較

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/07 日曜日
09:25
週刊仮想通貨ニュース(6/5)|ストラテジーのBTC売却・個人マイナーのBTC採掘成功・ETH分析の動向まとめ
今週は、金融庁による仮想通貨仲介業の新制度施行、個人マイナーのビットコイン採掘成功、スコット・ベッセント米財務長官によるクラリティー法案の夏までの成立要請に関する記事が関心を集めた。
06/06 土曜日
14:00
米SEC、トークン化証券枠組みを策定中
米証券取引委員会の取引・市場担当ディレクターがニューヨークで講演。トークン化証券の枠組み策定やCFTCとの規制協調、無期限先物の法的地位など最新の取り組みを説明した。
13:40
「ストラテジーと現物ETFの大量購入がなければビットコインは2.2万ドルまで下落していた」Cryptoquant創設者が反論
仮想通貨分析プラットフォームCryptoquantのKi創設者は6日、ストラテジーと現物ETFが古参クジラの売却した124万BTCを吸収しなければ、ビットコインは現在も2.2万2,000ドル付近まで下落していた可能性があるとの見解を示した。
11:45
スペースXがxStocks初のトークン化IPO銘柄に、クラーケンで参加受付開始
仮想通貨取引所クラーケンのトークン化株式プラットフォーム「xStocks」を通じてSpaceXのIPO参加受付が始まった。EEAを含む110超の市場で利用可能で、割り当てを受けた投資家は公募価格で1:1裏付けのトークン化株式(SPCXx)を取得できる。
10:50
仮想通貨取引所で金銀や株式など伝統資産の先物が成長=クリプトクアント
仮想通貨取引所における現物取引高が縮小する一方、金・銀・原油などTradFi資産の永久先物が急拡大している。クリプトクアントが最新レポートで分析した。
09:45
米仮想通貨政策団体CCI、ヴォールト規制明確化連合を発足 ギャラクシーとモルフォが主導
仮想通貨業界団体CCIが5日、仮想通貨金庫の規制枠組み整備を目的とした「ヴォールト・コアリション」を設立。ギャラクシーとモルフォが中核を担い、a16zやビットゴーも参加する。
09:30
香港金融管理局、トークン化債券の専門家グループを結成
香港金融管理局は、トークン化債券の専門家グループを結成したことを発表。JPモルガン証券など香港のトークン化債券市場の発展に寄与する経験や関心を持つ専門家を集結した。
08:25
モルガン・スタンレーとギャラクシー、仮想通貨と現物ETFの交換スキームを発表
モルガン・スタンレーとギャラクシー・デジタルが、顧客の仮想通貨を現物ETFシェアに転換するリファーラル提携を発表。最低取引額を500万ドルに引き下げ、手続き期間も最大75%短縮できる。
07:15
ビットコイン年初来安値更新、米金利上昇と複合悪材料が重荷|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは6月6日未明、年初来安値を更新した。5日に公表された米雇用統計が市場予想を上回る内容となったことで米FRBによる金融緩和期待が後退し、金利上昇観測が強まった。
06:55
ジーキャッシュ脆弱性修正済みもZEC急落、サイファーパンクは「FUDだ」と反論
ジーキャッシュのOrcardプールに偽造可能な脆弱性が発覚・修正済みと公表され、ナスダック上場のサイファーパンク株が47%超急落。同社は流通供給量の1.88%にあたるZECを保有し、長期蓄積戦略の継続を表明。
06:20
米下院歳入委、仮想通貨課税の討議草案7本を公開 6月9日に公聴会
米下院歳入委員会が仮想通貨課税を包括的に見直す7本の討議草案を公開した。ステーブルコイン取引の非課税枠やステーキング・採掘・洗い売りルール等を個別に規定し、6月9日の公聴会で審議する予定。
06:05
ストラテジーのマイケル・セイラー会長「ビットコインは個人・企業・国家の資本」、4つのイデオロギーを提唱
ストラテジー創業者のマイケル・セイラー会長が5日、ビットコインコミュニティの思想を「マキシマリスト」「キャピタリスト」「テクノロジスト」「ファンダメンタリスト」の4類型に整理した論考をXで公開した。
05:45
セキュリタイズのSPAC合併、米SECが有効認定 NYSE上場へ
RWAトークン化インフラ企業のセキュリタイズが、カンター・フィッツジェラルド系SPACとの合併に向けSECの登録届出書承認を取得。6月29日の株主総会で承認されれば、米NYSE上場を果たす見通しだ。
05:00
グレースケール「ビットコイン底値形成には新たな買い手が必要」
グレースケール・リサーチがストラテジーのBTC売却を受けた市場変動を分析。レバレッジ型保有の集中リスクを指摘し、多様な買い手の参入なくして持続的な底値形成は難しいとの見解を示した。
06/05 金曜日
17:57
米ビットコイン・イーサリアム現物ETF、同日に純流入に転換
米国の仮想通貨現物ETFが6月4日に資金流入へ転換。ビットコインETFは305万ドル、イーサリアムETFは1,930万ドルの純流入を記録した。5月中旬から続いた資金流出の一服となるか注目が集まる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧