WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン、弱気相場脱却の鍵は? 次のレジスタンス水準を分析=グラスノード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 弱気相場を突破するための価格水準を分析
  • 直近でBTC蓄積するウォレット層は限定的

主要なレジスタンスとサポート分析

オンチェーン分析企業グラスノードは22日、暗号資産(仮想通貨)市場の週間レポートを発表。ビットコイン(BTC)の市場環境は前向きな方向に転換しているものの、依然として上値には重さもあると分析した。

空売りポジションは解消され、下落に備えていたヘッジポジションも解除され、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)の資金フローはプラスに転じている。これらが今年最大のポジションシフトを示している。

出典:グラスノード

グラスノードは、こうした動きが相場上昇を後押ししているが、その上昇は現在、今回の弱気相場の上値を抑えてきた供給の壁(売り圧力が集中する価格帯)に差しかかっていると指摘した。

ビットコインは22日時点で、短期保有者の平均取得価格である6万9,000ドルを下回った状態だ。グラスノードは、この水準を突破すると、その先には比較的売り圧力の少ない「真空地帯」が広がる一方、さらに上には8万4,000ドルの強力なレジスタンスが控えていると述べた。

一方で、下値には、6万3,000ドル付近に買い手の需要が高い価格水準があり、サポートを形成していると続けた。

現物市場への継続的な資金流入を伴いながら6万9,000ドルを明確に回復できれば、その上の「真空地帯」へ相場が進む可能性が開けると予想した。一方で、この水準で跳ね返され、取引所へ売却を念頭に置いたビットコインの流入が増えれば、市場は6万3,000ドル付近まで押し戻される可能性が高いとしている。

6万9,000ドルを明確に突破するまでは、まだ弱気相場における反発局面だとも分析した。

関連記事:ビットコイン上昇、現物主導の買いを確認 オプション市場は7万ドルを意識|仮想NISHI

ビットコインは7月21日から22日朝にかけて上昇した。米国とイランによる攻撃の応酬が激化し、地政学リスクへの警戒が続くなかでも、米国株式市場では半導体株を中心に買い戻しが入った。投資家のリスク回避姿勢が幾分後退し、暗号資産市場にも買いが波及したとみられる。

取引所へのビットコイン流入は減少中

グラスノードは、6月初旬に市場が下落するにつれ、取引所には大量の資金が潜在的な売り圧力として流入していたと指摘。この流入は週を追うごとに弱まっており、現在はピーク時のほんの一部にまで減少している。

取引所からの大量の流出を伴わない状況での流入減少は、中立的な状況を示していると分析した。需要が売却を吸収しているものの、好調な市場で見られるような取引所からの資金流出トレンドはまだ戻っていないとしている。

出典:グラスノード

今後、持続的に取引所から資金が純流出するかどうかが、市場転換の兆候として注目されると続けた。

また、6月の反発局面では広範囲に買いが入り、あらゆるウォレットグループで蓄積が盛んだったとしている。しかし、ここ2週間は状況が異なっており、ビットコインの買いは1,000~10,000BTCを保有するウォレットに集中している。

出典:グラスノード

このグループは過去に持続的な相場の転換点に先だった動きを示してきた傾向にある。一方で、特に中間層のウォレットグループは再び売りに転じていると指摘した。

次の上昇局面で、より多くのウォレットグループがビットコインを蓄積するかどうかが、そのトレンドが持続するかどうかを判断する上で重要だとしている。

関連記事:英上場企業サツマ、保有ビットコインを売却へ 資本返還と上場廃止を決議

英上場企業サツマ・テクノロジーは、資本の返還や上場廃止を決議し、保有する仮想通貨ビットコインを売却する。同社は現在、668BTCを保有している。

関連: ビットコイン(BTC)の今後・将来性【2026年6月】有識者7名の価格予測と2030年シナリオ

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/12 土曜日
08:25
仮想通貨スカイ価格5倍予想、オフチェーン中央銀行的存在=スタンダードチャータード
米銀行大手スタンダードチャータードがスカイ(旧メイカーダオ)の評価カバレッジを開始し、SKYトークンが2028年末までに現在の5倍の0.325ドルに達すると予想。融資枠拡大が投資家還元を左右する。
06:50
米8月CPI、コア指数が予想上振れ|ビットコインは急伸後反落
米労働省が発表した8月の消費者物価指数はコア指数が市場予想を上回り、FRBの利上げ観測を強めた。仮想通貨ビットコインとイーサリアムは発表後に上昇したものの上値を伸ばしきれず反落した。
06:15
クラリティー法案不成立でも規制明確化へ、コインベースCEOが見方示す
コインベースのアームストロングCEOは、クラリティー法案が不成立でも米規制当局による明確化は確実に進むとの見方を示した。
05:55
メタプラネット、株主意見を踏まえ第10回の潜在株式を41%削減
メタプラネットは第10回新株予約権の対象株式数を696株から410株に変更し、潜在株式数を41.1%削減すると発表した。新株予約権価値約2億2000万米ドルが消失し、完全希薄化後1株当たりビットコインは8.8%増加する。
05:00
メタプラネットが香港子会社設立へ、ビットコイン資産運用体制を強化
日本のビットコイン保有大手メタプラネットは香港に資産運用子会社を設立すると発表した。ビットコイン関連の資産運用機能をアジア地域に拡大し、米国子会社と連携した運用体制を構築する方針だ。
09/11 金曜日
17:32
ビットコイン市場が弱含み、変わらねば調整局面も=アナリスト
アナリストのダークフォスト氏が9月11日、ビットコインの需給動向を分析。現物・先物需要は減速し、機関投資家の指標も悪化。ビットコインETFは2カ月ぶりの大幅流出となり、早期に改善しなければ調整局面もあり得ると指摘した。
16:40
金融庁、4〜6月期の投資商品・暗号資産など詐欺勧誘1961件相談 8割超被害
金融庁が2026年4〜6月期の相談受付状況を公表。投資商品・暗号資産(仮想通貨)等の詐欺的投資勧誘の相談は1,961件、うち1,616件(8割超)で被害発生。暗号資産等の相談は1,374件で前期比92件減。
16:14
ブロックストリーム、リキッド攻撃者への身代金拒否を表明
ブロックストリームが公式X声明で、リキッドネットワークから窃取された約4,000BTCのビットコインについて、攻撃者側への身代金支払いを明確に拒否すると表明。法執行機関や取引所と連携した追跡・法的措置の継続方針を示した。
15:10
イーサリアム、Glamsterdamのテスト実装日を暫定決定
イーサリアム開発者は9月3日、次期アップグレード「Glamsterdam」を10月6日にSepoliaで暫定実装すると決定。テストネットは未完成のまま日程を設定し、バグも見つかっており本番適用の時期は流動的だ。
13:45
イーサリアム、耐量子プライバシー取引のコスト99%超削減案|ヴィタリックが解説
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、耐量子署名・プライバシー取引のガス代を大幅削減する新提案「EIP-8288」を紹介した。次期アップグレード「I-star」での採用を視野に、コストを数万ガス規模まで抑える仕組みを解説した。
13:25
欧州金融団体ら、トークン化資産の上限撤廃を要求 拡大続く市場に規制が足かせ
ナスダックなど欧州26団体が、EUの分散型台帳技術パイロット規制におけるトークン化資産の時価総額上限撤廃、または引き上げを求める書簡を提出した。
11:33
英国上院、仮想通貨戦略の策定義務化案を可決 規制競争で欧米に対抗
英国上院は9月9日、仮想通貨・ステーブルコイン・トークン化証券を含むデジタル資産戦略の策定を財務省に義務付ける修正案88を194対138で可決した。EU・米国で規制整備が先行する中、法案は労働党の反対を押し切り英下院での審議に移る。
11:00
マネーグラム、ステーブルコインカードをローンチ
マネーグラムは、ステーブルコインを使用できるマネーグラムカードをローンチ。仮想通貨ステラのブロックチェーンを採用しており、コロンビアから段階的に提供を広げる。
09:59
ステーブルコイン、しきい値上昇で銘柄数が急減=アークインベスト
ステーブルコインは規模が大きいほど生存者が絞られるネットワーク効果が働く。アークインベストのヴァレンテ氏によると、1000億ドル級はテザーとサークルの2社体制に向かう可能性がある。各階層の推移を整理した。
09:45
リップル社、企業財務AI「Gスマート」を機能拡張 人間によるガバナンスなどを強化
リップル社が財務管理プラットフォーム「リップル・トレジャリー」組み込みのAI「Gスマート」を拡張した。予測・リスク管理などの領域で企業ポリシーに基づく機能を追加している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧