LINEの仮想通貨LINK(LN)、Theta NetworkのdApps活用でトークン取得可能に

シータネットワーク、日本でも利用可能に

動画ストリーミングに特化するTheta Networkが9日、LINEブロックチェーン上で日本ユーザー向けにコンテンツサービスの提供を開始することがわかった。自身のインターネット帯域幅を共有する見返りに、LINE独自の暗号資産(仮想通貨)LINK(LN)と交換できる仕組みとなる。

シータネットワークは動画の配信プラットフォーム。ユーザー同士でインターネットの帯域幅(Bandwidth)をシェアする対価などには、Theta Networkの独自トークンTFUELが使われる。

MGM、LionsgateやNASAなどのコンテンツが視聴できる「THETA.tv」がLINEブロックチェーン上のdAppsとして日本ユーザーからもダウンロード可能となった。

国内のAndroidユーザーはGoogle Play Storeからダウンロードできる。コンテンツをストリーミングする際、余った帯域幅を他のユーザーと共有することで仮想通貨LINKと交換できる「HEARTS」と呼ばれる報酬トークンが貰える。

THETA.tvのアプリはこれまで海外で提供されてきたが、国内では日本の規制の関係で、配信ができなかった。だがTheta Networkは20年9月にLINE傘下の仮想通貨事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLVC式会社と提供を締結していた為、今回LINKと交換可能なトークンを受け取る仕組みで提供開始に至った。

Theta LabsのMitch Liu CEOは以下のようにコメントした。

我々は過去6ヶ月LINEチームと連携して、遂にTheta-LINKの連動アプリをローンチできて嬉しく思っている。

これはTheta networkが日本、台湾、タイ、インドネシアをはじめとする東南アジア諸国の何百万ものユーザーをオンボードする上で大きなマイルストーンだ。ブロックチェーン技術の世界的な普及と2021年のThetaの急成長を示唆する。

仮想通貨LINKはLINEのグループ会社、LINE TECH PLUS PTE.LTD.が発行するLINE独自の仮想通貨。LINEブロックチェーンの基盤となる暗号資産で、ネットワークを利用したユーザーに配布される。

LINKリワードはLINEブロックチェーンのサービスに貢献した利用者に付与されるトークン。LVC株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00017号)が提供する取引所BITMAXのウォレットで受け取り申請が可能となる。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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