LINE、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発支援へ=報道

LINEがCBDCの開発支援

ソーシャル・ネットワーキング・サービスを展開するLINEが、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発支援に乗り出すことがわかった。

韓国の大手ITメディア「IT Chosun」が公開した独占インタビュー記事などで明らかになった。非金融企業の大手がCBDC開発の支援に乗り出すのは、世界初の事例としている。

IT Chosunは関係者の証言として、「CBDCに関心を持つ複数の中央銀行に対し、CBDC関連技術の提供を試みている」と紹介し、アジア主要国の中央銀行とブロックチェーンプラットフォーム技術の採用について協議を行なっていると報道した。

ラインが提供する自社ブロックチェーンプラットフォームの信頼性や拡張性を生かし、中央銀行の要件を満たす「カスタマイズCBDC」の開発支援を目的にするとしている。

また、IT ChosunはラインのCBDC開発支援についての追加報道で、ライン・ネイバーなど、さまざまなサービスで利用できるサービスのブロックチェーンのプラットフォームを開発するUnchain(アンチェイン:ラインとアイコンの合弁で設立したジョイントベンチャー企業)の代表取締役のインタビューを公開した。

Unchainのイ・ホンギュ代表は、「銀行を介さない、誰もが口座を作ってCBDCを活用する時代が来る。…それは、アジアを足掛かりに世界へ広がっていく」とした上で、この(CBDC)分野は未だ先例がなく、ラインがその役割を担うことが良いと判断したとコメントした。

CBDC開発支援については、新型コロナウイルスの感染拡大で注目度も高まりつつあるリテール(小口)決済用のCBDCをメインに据えるとしている。

CBDCには主に2種類

ホールセール型CBDC:金融機関が利用するためのデジタル通貨(企業間送金)

リテール型CBDC:個人、家計、企業が利用するデジタル通貨(一般的な送金)

参考1:LINEによるCBDC開発支援に着手(it.chosun.com)

参考2:Unchain代表インタビュー(it.chosun.com)


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