- 事業転換コストが影響
- AIインフラへ投資転換
マイニング事業の決算発表
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の米マイニング企業カンゴ(NYSE:CANG)は16日、2025年4Q(10月から12月)と同年通期の決算(未監査)を発表した。
同社は2024年11月にマイニング事業を開始しており、2025年は初めて1年間通してマイニングを行った年。この年は最終的に、約4.5億ドル(約720億円)の純損失となった。
これまでカンゴを巡っては、ビットコインの売却、マイニング事業の整理・効率化、AI(人工知能)事業への資本配分を行っていることが伝えられている。今月には、2月の事業状況を報告。この時に、稼働ハッシュレート(計算能力)が低下していることなどについて説明していた。
ハッシュレートとは
マイニングの採掘速度のこと。1秒間に何回計算ができるかを表し、ネットワーク全体の計算力やマイニング機器の処理能力などを表すために使用される。
関連:米カンゴ、ビットコイン採掘事業を整理・効率化 収益性低下を背景に
今回の発表によれば、2025年の総収益は約6.9億ドル(約1,094億円)。この内、マイニングによる収益は約6.8億ドル(約1,074億円)で全体の約98%を占めている。
ビットコインの採掘コスト
また、通年で採掘したビットコインの数量は6,594.6BTCで、1日の平均採掘数量は18.07BTC。この内の1,718.3BTCを4Qに採掘したと述べ、この期の1日平均採掘数量は18.68BTCだったとした。
マイニングのコストについては、機器の減価償却費を除くと年間では1BTCあたり7万9,707ドル、4Qでは8万4,552ドルだったと説明。そして、全てを含めたコストは通年では9万7,272ドル、4Qでは10万6,251ドルだったと述べている。
今回の発表でカンゴのマイケル・チャン最高財務責任者は、2025年はマイニング事業によって収益が大幅に増加したとコメント。一方で、主に一時的な事業転換費用と市場の評価額による調整が原因で、約4.5億ドルの純損失が生じたと説明した。
また、バランスシートを最適化し、ビットコインの財務方針の調整や流動性管理を通じてレバレッジを減らすことに特化していると説明。そして、変動性に対応したり、AIインフラのようなポテンシャルが高い領域に投資したりしていく計画であるとも述べている。
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