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AIエージェントは誰が支配するのか、所有権と通貨主権のゆくえ|WebX2026

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WebX2026 | セッションレポート

AIエージェントを誰が支配するか WebX2026注目パネル詳報

Yat Siu × Sunayna Tuteja × 森田俊

WebX2026のBinanceステージで7月13日、「AIエージェントを誰が支配するか——IP・規制・イノベーションの交差点」と題したパネルディスカッションが開かれた。Animoca Brandsのヤット・シウ氏、元FRB(米連邦準備制度)初代チーフ・イノベーション・オフィサーのスナヤナ・トゥテジャ氏、Perplexity AI APAC責任者の森田俊氏が登壇。AIエージェントの利用実態から所有権、政策対応、そしてドル建てステーブルコインが揺さぶる通貨主権の行方まで、37分間で駆け抜けた議論を再構成する。

Yat Siu

Yat Siu

Animoca Brands
共同創業者・会長

香港を拠点とするテクノロジー起業家・投資家。2014年にAnimoca Brandsを共同創業し、Web3・ブロックチェーン領域で570社超に投資してきた。2018年以降はブロックチェーン・NFTの早期提唱者として知られる。

Sunayna Tuteja

Sunayna Tuteja

Federal Reserve System
前チーフ・イノベーション・オフィサー

FRB初代チーフ・イノベーション・オフィサーとして、AI・デジタル資産・トークン化などの技術導入と政策インパクトの両面を主導。以前はTDアメリトレードでデジタル資産部門を立ち上げた経験を持つ。

森田俊

森田 俊

Perplexity
Head of APAC

Perplexity AIのAPAC地域統括を務める。AI検索・エージェント型ブラウザ「Comet」など、消費者向けAIプロダクトの普及戦略を担当してきた。

Alex Shin

Alex Shin

モデレーター
Shinlabs Founder/CEO

Solana、AVAX、Sui、Uniswap、MakerDAOなど主要Web3財団に助言してきた起業家・投資家。ブロックチェーンVC「Hashed」共同創業者兼CBOを経て、2022年にShinlabsを設立した。

AIエージェント元年の消費者・企業利用

モデレーターのAlex Shin氏は、「2026年はAIエージェントが現実のものになった年だ。買い物をし、閲覧し、交渉し、時には裁判所に差し止められることさえあった」と切り出し、まず消費者利用の実態について森田氏に話を向けた。
森田 俊
Perplexityは創業当初、非常にシリコンバレー的な発想で、少人数の組織として消費者を第一に考えてきた。幻覚を出さない正確性を軸に信頼を積み上げ、その信頼をもとに通常のチャットから、初めてのAIエージェント型ブラウザ「Comet」へと移行できた。今はエージェント的にユーザーの代わりに物事をこなす「コンピューティング」の領域へと進んでいる。
Alex Shin氏は「トークンの消費は本当に生産性向上につながっているのか」と問いを重ねた。人員削減とエージェント導入を進めた企業が、思ったほどの効果を得られていないという報道にも触れた。
森田 俊
まだ大きな用途があると思うが、当社としては、まだ表に出ていない大きな可能性の方が大きいと見ている。1タスクあたりのコストは劇的に下がっていくはずだ。
Yat Siu
トークン価格は総じて下がっていく方向にある。当社のオンチェーン向けプロダクトでは、GeminiからMiniMaxのM3に切り替えたところ、同等の性能でコストが20分の1になった。月50〜100ドルかかっていたものが、1〜数ドルまで下がる。もちろん深いリサーチにはGrokやGemini Proのような選択肢も必要だが、カレンダー管理やメール対応といった日常的な用途には、中国系のフロンティアモデルで十分すぎるほどだ。欧州ではまだ中国系モデルへの警戒感が強いが、実際にはオープンウェイトで自前のクラウドで動かせる。AIの流れはエッジ側に向かっており、メールのような機微な処理は自宅のマシンでローカルLLMを回し、深いリサーチではClaudeやPerplexityに渡す、という使い分けが進むだろう。
利用が本格化すると使用量は一気に跳ね上がる。月に千ドル二千ドルを使っても、それ以上の価値が生まれていれば問題はない。むしろ多くの人はまだオーケストレーション(指揮)と使いこなし方を理解できていない。ClaudeやGemini、Perplexityが提供している「ハーネス」やサブエージェントの部分こそが今のIP(知的財産)であり、企業は今後、自分たち専用のハーネスやプロンプトを構築し、それを自社の資産として持つようになっていく。

政策立案者に必要なのは「手を動かす経験」

Alex Shin氏は、こうした民間の動きが政府部門でも通用するのかをトゥテジャ氏に尋ねた。
Sunayna Tuteja
FRBに入る前は、キャリアのほとんどをFRBと闘うような立場(暗号資産・フィンテック業界側)で過ごしてきた。中央銀行のイノベーションはプレイブックがまるで違うだろうと思われがちだが、実はかなり似ている。テンポが違うだけだ。政策立案者に対して私が推奨する姿勢は「責任あるイノベーション」だ。「壊してから謝る」というやり方は政策立案者には通用しないし、通用すべきでもない。ただし、無関心でいることも許されない。10年待って様子を見る、というわけにはいかない。とにかく現場に入り、実際に手を動かして経験を積むことが欠かせない。
ChatGPTが登場したのが2022年11月、その翌年1月には、FRB全職員2万人にAI(当時はChatGPT)を使えるようにした。Hugging Faceさえ、Fedwireなどの基幹システムに触れない安全な隔離環境で有効化した。開発者だけでなく、決済やリサーチなど各業務ラインの職員にも技術を理解してもらうことを重視した。暗号資産の世界でも、実際にMetaMaskウォレットを使ったこともない政策立案者からのガイダンスに首をかしげたことが何度もある。技術を使ったことがなければ、筋の通った実践的な政策は作れない。

モデルの主権論争—Mistral、そして「Mythos/Fable」

Alex Shin氏は、各国の政策立案者と実際にやり取りしてきたYat氏と森田氏に、政策側の理解度について感触を尋ねた。
森田 俊
国によって差はあるが、米国の政策立案者はかなり前向きだ。多くの国がソブリンAIモデルの方向に動いており、想像していたよりずっと積極的だ。日本の2026年AI・著作権に関する新戦略にしても、既存の枠組みは大事にしつつ、政府にも企業にも国民全体にも、AIのより良い活用を制限しすぎない方向を模索している。
Yat Siu
政策レベルでの理解度は、暗号資産・デジタル資産よりAIの方が明らかに高い。それだけAIが身近で、誰もが実際に使っているからだ。ただ、今年に入って特に目立って浮上しているのが、国家安全保障とデータ主権というテーマだ。アジアの一部や欧州で顕著に見られる。日本は自前の国産LLMを持っていないので、あまり実感しにくいかもしれない。しかし欧州、たとえばオーストリアやドイツの政府関係者と話すと、「欧州製だから」という理由でMistralの利用をほぼ強制しているような場面に何度も出くわした。政府向けにAIサービスを売り込む際、米国製モデルを使うか、中国製を使うか、欧州製を使うか——数年前には存在しなかった検討事項が、今はデジタル主権・データ主権の一部として当たり前に問われる。Mistralは欧州にとっての「エアバス」になるのか。中国モデルは中国の防壁になるのか。今後は各国政府がどのモデルを使えるか制限をかけていく可能性もある。ちょうど今回の「Mythos/Fable」を巡る一件も、こうした議論に少なからぬ衝撃を与えたと思う。ただ、それ以前から水面下ではすでにこの話題は出ていた。自国が外部のモデルに依存し続けることは本当に安全なのか、という問いだ。日本の政策はよく分からないが、他の多くの国では、まさにこのことを今になって話し始めている。
Alex Shin氏は「そろそろ辛口な話も聞きたい」と、トゥテジャ氏に話を振った。
Sunayna Tuteja
これは前例のない領域で、皆が手探りで学びながら進めている状況だ。ワシントンD.C.から来たばかりだが、まさにそうした議論の場に居合わせていた。今の意思決定の多くは、目まぐるしく変わり続けるデータや、同じく揺れ動く思惑・インセンティブの上に成り立っている。チャーリー・マンガーの「インセンティブを見せてくれれば、行動と結果を予言してみせる」という言葉が好きだが、まさにそのインセンティブを注視することが重要だ。2週間前に欧州にいたときも同じ懸念を聞いた。以前クラウドの時代にも似た声はあったが、もっと小さく、大きな広がりにはならなかった。AIについては、その声がはるかに大きく、視野も広がっている。産業側も、規制当局・政策立案者への能動的な関与を続ける必要がある。暗号資産の世界での最大の教訓は、米国での議論を例に取れば、規制当局・政策立案者との対話を十分早く始められなかったことだ。そのせいで暗号資産に不利なナラティブが固まってしまい、今でも払拭できていないメッセージがある。AIについても、この部屋にいるビルダーたちが、扉が開きにくい時でも粘り強く政策の現場に足を運び続ける必要がある。私の理想は、エンジニアと政策立案者が並んで座ることだ。

ステーブルコイン×AIエージェント経済——「機械にとってのMetaMask」

Alex Shin氏は、日本のステーブルコイン解禁や韓国での慎重姿勢を挙げつつ、ブロックチェーンをAIエージェント経済の次のUXフロンティアと見るYat氏に、政策立案者がAIとステーブルコインの組み合わせをどう見ているかを尋ねた。
Yat Siu
数日前、ベッセント米財務長官がエージェント型コマースの将来について言及していたが、米国が明確にエージェント型コマースの方向に舵を切り、その分野をリードしようとしているのは間違いない。そこでブロックチェーンとステーブルコインが鍵になる。今のブロックチェーンはすでに、許可不要かつ分散的な形で、ドル建ての価値を摩擦ゼロ・ほぼゼロコストで、しかも瞬時に移転できる決済レイヤーとして、莫大な規模の取引をこなせるようになっている。ただ、エンドユーザーにとっては依然として使いにくい。今なお12語や24語のシードフレーズを覚えていなければならない——これが業界の課題だ。しかしAIエージェントにとってはまったく問題にならない。むしろプログラム可能なお金というブロックチェーンの本質的な強みを一番使いこなせるのはソフトウェア、つまりエージェントだ。プログラマーはこれまで人間と機械の「翻訳者」としてお金を稼いできたが、これからは機械自身がコードを書けるようになる。この部屋にいる全員がすでにプログラマーであり、エージェントがその作業を代行できる時代になった。
プログラム可能なお金の仕組みが数兆ドル規模に拡大すれば、すべてのAIエージェントに事実上の銀行口座・決済手段を持たせることができる。ブロックチェーンはAIエージェントにとって理想的な「機械のための銀行システム」になる。今後5年で1人あたり3〜5体のAIエージェントを持つようになると考えると、将来的には数百億規模のエージェントが経済活動を行うことになる。彼らを本当に自律的にするには、お金を持たせる必要がある。メガバンクがAIエージェントに銀行口座を提供する日は当分来ないだろうから、代わりに暗号資産ウォレットを持たせることになる。フィリピンで銀行口座を持てなかった人が暗号資産によって「バンカブル」になったのと同じように、機械も暗号資産を通じて経済に組み込まれていく。数百億のエージェントがそれぞれウォレットを持ち、日用品の買い物までこなすようになったとき、それはVisaなのか、IBAN送金なのか、それとも信頼できてスケールする独自の決済・清算レイヤーなのか——私たちは、それがすべて暗号資産の上で実現すると見ている。
これは世界の見え方そのものを変える。PerplexityやGeminiを使っている人なら分かると思うが、最後にウェブサイトへクリックスルーしたのはいつだろうか。2年前なら毎回サイトへ飛んでいたが、今はもう飛ばない。回答そのもので満足してしまう。Perplexityはリンク(出典)をきちんと示す数少ない良心的なサービスの一つだが、それでも実際に出典を確認する人はほとんどいない。つまり、ウェブサイトを持つあらゆる企業でトラフィックが大きく落ち込んでいる。広告収益中心だった世界——Google、Facebook、Metaといったプレイヤーがクリック単価というマイクロトランザクションで稼いできた世界から、あらゆるものがスケールしたマイクロトランザクションで取引される経済へと移行しつつある。それを実現する基盤がブロックチェーンだと考えている。

誰が所有し、誰が責任を負うのか

Alex Shin氏は、ブロックチェーンとMetaMaskの話を踏まえ、実際に銀行との連携までエージェントに任せる動きが出ているのかを森田氏に尋ねた。
森田 俊
当社がエージェント型コマースから着手した理由の一つは、まさに決済に関わる部分だ。常に議論になるのは「いつ承認するか」「どこまで権限を与えるか」というタイミングの問題だ。ファンを買いたいとき、エージェントにいつ購入を許可するか。銀行連携や認証はいつ行うか——これはずっと解決されていない課題であり続けている。先週、SMBC、日本製鉄、SBIグループとのMOUを発表し、当社のAPIを新しい取引プラットフォームに組み込む取り組みを始めた。私たちが一貫して考えているのは、意思決定のプロセスはAIではなく必ずユーザー側に置くべきだということだ。権利も規制上の責任もユーザー側に残す。先週、あるLLMサービスで上位プランに自動加入させられ、クレジットカードに高額請求が来たという話を聞いたが、そうした事態は避けたい。すべての意思決定プロセスをユーザー側に置くことが重要だ。
森田氏の「ユーザー主権」の指摘を受け、Alex Shin氏は所有権の議論へと移し、複数のエージェントを持つ場合の所有・管理の在り方についてYat氏に問いを重ねた。
Yat Siu
どこまで裁量を与えるかは、自分の下で働く人や自分の子どもにどこまで裁量を与えるかと変わらない。App Storeが登場した頃、子どもがFarmvilleの課金を勝手にクリックして高額請求になったことを覚えている人もいるだろう。私はAIエージェントを「6歳の博士号取得者」だと表現している。ものすごい知能を持っているが、中身はまだ子どもで、常識は自分で与えてやる必要がある。だから私は、自分のエージェントにオンチェーンで100ドルや50ドル程度を渡して自由にやらせることには抵抗がない。うまくいってもしくじっても、それは楽しい実験の一部だ。一方で、10万ドルを無断で取引させることは許したくない。「HelloMinds」のケースでは、Superior Tradeがハーネスを構築し、PolymarketやHyperliquidでの取引をエージェントに任せつつ、最終的な権限は人間側が持ち、資金のカストディや取引の安全性を確保する仕組みを作っている。所有権について言えば、重要なのはLLMそのものではなく、自分のワークフロー——つまり「ハーネス」だ。それはエッジコンピューティングの一部であれ、モデルの組み合わせ方であれ、企業や個人が自ら保有すべきIPになる。AIエージェントについて考えるとき、OpenAIを通じて人々が成し遂げてきたことは、その始まりに過ぎない。90年代に自前のWebサーバーを立てていたのが、やがてAmazonに委託されていったのと同じ進化を、私たちは今まさにたどっている段階にある。
Alex Shin氏は、エージェントが行動を起こしたり何かを生み出したりした場合の所有権について、規制当局の視点からトゥテジャ氏に見解を求めた。
Sunayna Tuteja
私はエージェント型コマースに非常に強気で、皆が挙げた理由に加えてもう一つ付け加えたい。エージェント型コマースが機能するなら、その決済の基盤はドル建てステーブルコインになるという仮説だ。だからこそ「GENIUS法」と呼ばれている。FRB在籍時にこのテーマは次の大きな課題として注視し始めていた分野だ。テック・スタック、政策スタック、信頼スタックという3つの結節点を考える必要がある。技術面の議論は進んでいるが、政策スタックも設計し直す必要があり、信頼スタックも同様だ。今日の決済における不正検知の枠組みは、エージェント型コマースの世界では通用しない。単純な例で言えば、今は機械が取引を行おうとすると自動的に不正として検知される。しかしエージェント型コマースの世界は、機械と人間、あるいは機械同士が取引する世界だ。デジタルIDの再設計も必要になる。市場構造自体も、決済の速度と量が桁違いになるため見直しを迫られる。こうした課題は政策立案者だけの宿題ではなく、ビルダー側にとっても宝の山のような領域であり、次世代のスタートアップが解決すべき新しい問題群がここに眠っている。

ドル建てステーブルコインは通貨主権をどう塗り替えるか

残り時間が迫る中、Alex Shin氏は「これは辛口な質問になる」と前置きし、ドル建てステーブルコインが他国通貨にとって何を意味するのかを問いかけた。
Yat Siu
あくまで個人的な見解だと断った上で言うが、米ドル建てステーブルコイン戦略の狙いは、世界におけるドルの覇権をさらに強めることにあると考えている。すでに東南アジア、アフリカ、南米で3億人以上がドル建てステーブルコインを日常的に使っており、彼らはドルとともに育っている世代だ。ローカル通貨を必要としなくなり、アルゼンチンのような道をたどる国も出てくるかもしれない。数十億人がドル建て資産を主に使うようになれば、米国は量的緩和を通じて事実上世界中に課税できるような立場をさらに強固にする。特に欧州はこの流れに弱い。すでに米国のテック企業に産業を「植民地化」されているような状態にあり、AI分野でも同じ懸念から反応している。ステーブルコイン政策についても、欧州はCBDC(中央銀行デジタル通貨)を巡る議論に終始していて、独自の実効的なステーブルコイン政策を持てていない。自国通貨より主権的なものはないはずなのに、だ。ソブリンAIと同じように、各国は自国のステーブルコインを持つ必要がある。CBDCは誰も信用しないため機能しない。韓国は資本移動が比較的閉じているという点で中国やサウジアラビアに近く、例外的なケースだと思うが、日本のような開放的な市場は資金の流れが自由な分、この影響を強く受ける。今後は各国がライセンス制度の観点で対応を進め、エージェント型コマースがそれを橋渡ししていくだろう。香港のステーブルコイン、米国のステーブルコイン、日本のステーブルコイン——ルールと規制さえ整えば、AIエージェントが裏側でシームレスに取引を処理してくれるので、ユーザーは意識する必要すらなくなる。
Sunayna Tuteja
残り時間が少ないので手短に答えると、私は自他ともに認める「ステーブルコイン推し」で、FRB在籍時にGENIUS法に携われたことを誇りに思っている。結局のところ、顧客——エンドユーザー——が最終的な決定権を持つ。顧客が米ドル建てステーブルコインを望むなら、それが選ばれることになる。そこは止めようがない。とはいえ、他国へのドル建てステーブルコインの波及が長期的にどう作用するのか、答えの出ていない問いは多く残っている。米国の金融政策にとってすら、これは巨大な実験だ。冗談めかして答えたが、真剣に検討し、問い続けるべきテーマであり、この会場の誰とでもこの議論を続けたい。

セッション総括

森田氏は、AIと暗号資産の議論が収斂しつつある局面をこう総括した。

「私たちは常にAIへと収斂していく流れの中にいる。AIと暗号資産のテーマも収斂しようとしている。今回のステーブルコインを巡る議論は、まさに政策形成とステーブルコインが交わろうとする転換点だと思う」

AIエージェントの利用実態から所有権、政策対応、そしてドル建てステーブルコインが揺さぶる通貨主権まで——37分のパネルは、「誰が支配するか」という問いに単純な答えを出さないまま、次の議論への宿題を残して幕を閉じた。

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