WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

レボリュート、偽の政府要求でビットコイン履歴など顧客情報開示

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 口座・資金は安全、ログイン情報や秘密鍵は対象外
  • 機関名や件数は非公表、ZachXBTは富裕層標的と分析

偽の政府要求で顧客情報開示

英フィンテック大手のレボリュート(Revolut)は、顧客への通知の中で、政府機関へのなりすましメールによる不正な情報開示要求に応じ、パスポートの写しや本人確認用セルフィー、口座情報、ビットコイン(BTC)を含む全取引履歴などを開示していたことを12日に明らかにした。

要求メールは、政府機関の正規ドメイン上にある権限のないアカウントから送信され、ドメイン認証も正規に通過していた。同社は要求を本物と信じて対応したが、後に不正なものだったと判断したとしている。

関連記事:初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点

仮想通貨取引所の口座開設に必要なKYC(本人確認)をわかりやすく解説。スマホで完結するeKYCとマイナンバーカードを使った「かんたんKYC」の違い、手続きの流れ、よくある失敗と対処法をまとめました。

正規ドメインが認証を通過

通知によれば、開示された可能性がある情報には氏名や生年月日、職業、住所、メールアドレス、電話番号のほか、IBANや口座状況、ウォレット参照番号を含む口座明細、出金記録も含まれる。一方で顔認証用の生体データは対象外だったとしている。

ログイン情報やカード番号、秘密鍵、資金そのものは対象に含まれておらず、レボリュートは口座・資産の安全性に変わりはないと顧客に説明した。同社は該当機関への確認、不正に使われたメールボックスのブロック、規制当局への通知、対象口座への予防的な保護措置を講じたとしている。

非公表の項目と関係者の反応

レボリュートは、関与した機関名、不正なアカウントが政府ドメインを取得した経緯、要求や開示が行われた日時、対象となった顧客数、開示情報が悪用されたかどうかについて、いずれも明らかにしていない。規制当局からの公式コメントも現時点でない。

オンチェーン調査者のZachXBT氏は事案を注意喚起し、規模は限定的とみられるとしつつ富裕層の顧客が狙われた可能性があると指摘した。なお、顧客通知の写しを公に共有したのは元Mt. Gox CEOのマーク・カルプレス氏で、当局に該当機関を特定するよう求めている。

関連記事:欧州フィンテック大手レボリュート、MiCA遵守でUSDT取扱いを8月末終了予定

欧州最大のフィンテック企業レボリュートが8月31日にUSDT(テザー)のサポートを終了すると発表した。EUのMiCA規制に対応するため7月30日から新規入金を停止し、期日後の残高は法定通貨に自動換算される。

7月の流出騒動とは別件

今回の事案は、サイバー犯罪フォーラムでレボリュートの顧客記録7500万件が流出したとする7月の主張とは別の出来事。レボリュートは当時、侵害の兆候はなく、サンプルとして示された識別情報も実在する口座と一致しなかったと説明していた。

レボリュートはこの開示について自ら公式声明を出しておらず、本記事の内容は流出した顧客通知や関連報道に基づく。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/31 土曜日
14:02
仮想通貨犯罪追跡大手チェイナリシス、不正アクセス被害に
仮想通貨分析大手チェイナリシスが30日、顧客のユーザーIDや氏名などへの不正アクセスを公表した。10月には日本の佐川急便や米国のオラクル・ヘルスを含む数百件の個人情報漏えいも確認されている。
13:45
米クラリティー法案が再び焦点に、バイナンス被害で資産凍結の法的保護めぐり論争広がる
仮想通貨取引所バイナンスで約63億ドル(1兆円超)の被害が出たハッキングを受け、ルミス上院議員は、クラリティー法案が成立していれば不審な取引を凍結できたと主張した。これに反論も出ており、業界団体は取引所の連邦監督を議会に求めている。
13:10
テザー社、USDT準備金の超過分が1兆円超えに回復 6月末から約2倍に
ステーブルコインUSDTを提供するテザー社は、7~9月期の準備金保証報告書を公表した。9月末の超過準備金は79.5億ドルで6月末から約2倍になっている。
11:02
ハイパーリキッドの収益源多角化、USDC準備金利回りなどの割合増加=レポート
グレースケールによると、ハイパーリキッドのコア取引手数料は9割超から約6割に低下し、HIP3や準備金利回りなど様々な部門からの収益が前年から倍増している。
10:20
東証上場イオレ、保有151.21ビットコインを全量売却へ AIデータセンター投資に充当
東証上場のイオレは30日、ビットコイン151.21BTCの全量売却を決議した。売却見込額は18億3,100万円、売却損は約2億5,400万円の見込みで、代金はAIデータセンター事業関連投資に先行して充てる。
09:20
北朝鮮ハッカー、バイナンス1兆円窃盗の大半をわずか約20分で実行 秘密鍵に頼らず署名悪用
バイナンスで1兆円相当の資産が流出し、大半が約20分に集中したことが判明。分析会社は秘密鍵の盗難・漏洩ではなく署名の仕組みへの侵害と指摘し、EIP-7702が悪用された手口を踏まえ、承認ルールの独立判定などの対策を挙げた。
07:32
米CFTC委員長、バイナンス被害めぐり仮想通貨取引所が選べる伝統金融並みの保護を提案
米商品先物取引委員会(CFTC)のセリグ委員長は30日、バイナンスで29日に起きたハッキングを受け、仮想通貨取引所が任意で連邦登録できる選択肢を設ける考えを示した。米国のデリバティブ市場と同じサイバー対策などが適用される。
07:05
米仮想通貨関連株が全面安、1兆円規模のハッキングも市場全体への脅威は限定的とアナリストが見解
30日の米国株式市場ではバイナンスの1兆円不正流出事件を受けて、コインベースが10.62%、サークルが9.3%下落した。ウォール街の3社は市場全体の脅威になる根拠は乏しいとみている。
06:20
トランプ大統領、バイナンス1兆円被害めぐり北朝鮮関与の可能性を調査中
トランプ大統領は30日、仮想通貨取引所バイナンスのハッキングに北朝鮮のハッカー集団が関与したか調べていると話した。チェイナリシスは1兆円近くのハッキングは北朝鮮によるものだと強く確信している。
06:05
バイナンス、ハッキング被害の補償に約1兆円を確保
バイナンスは31日、ハッキング被害の補償に自社資金63億4000万ドル超を確保したと明らかにした。被害額の約80%分は流出と同じトークンで保有しており、残りも買い付けを進めている。
10/30 金曜日
21:25
SBI VCトレードとビットバンク、バイナンスの暗号資産流出で顧客資産に影響なし
SBIホールディングスが30日、バイナンスの暗号資産不正流出事案について、子会社各社のバイナンスに対するエクスポージャーは現時点で限定的で、連結業績への影響はないと発表した。SBI VCトレードとビットバンクの顧客資産への影響もない。
19:10
バイナンス、ハッキング調査で複数の侵入箇所が判明
バイナンスは30日夕方、仮想通貨の流出事件で他の侵害箇所が見つかったと公表した。出金サービスは45時間後の再開に向けて予定通りに進んでいるという。
17:29
レジャーに続きトレザーでも不正部品の報告 東南アジア販売店経由
ハードウェアウォレット大手トレザーは30日、東南アジアの販売店クリプトビリスが売ったSafe 5に不正部品が組み込まれていたとの報告を公表。同店で3月以降に購入した利用者に新しいリカバリーフレーズでの資金移動を求めた。レジャーの改ざん事件に続く報告。
16:45
フランス上院、仮想通貨の税務報告枠組み「CARF」合意の法案可決
フランス上院は、仮想通貨の税務情報を各国当局と交換する枠組み「CARF」を承認する法案を可決した。次は国民議会で審議され、成立すれば2027年に交換が始まる見込みだ。
16:44
金融庁、海外8地域の金融制度調査を公表 ステーブルコイン規制も整理
金融庁は30日、米欧中など8カ国・地域の金融制度に関する委託調査を公表した。暗号資産交換業者を扱う節では、米ジーニアス法やMiCA規則、中国が2月に出したRWA禁止の新通知まで、各地の暗号資産・ステーブルコイン規制を整理している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧