ミック・ジャガー氏のNFTが500万円で落札、売上でコロナ禍のライブハウス支援へ

新曲からNFTを制作

ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガー氏はデイヴ・グロール氏との新曲に関連するNFT(非代替性トークン)を5万ドル(約540万円)で販売したことがわかった。その目的は、コロナ禍で窮地に追い込まれたライブハウスを支援することにあるという。

新曲「Eazy Sleazy」はフー・ファイターズのグロール氏とのコラボで発表され、新型コロナの感染が収束しない中、制作された作品。ジャガー氏はツイッター上で以下のように新曲についてコメントしている。

今必要である楽観主義と共に、ロックダウンから抜け出すことについて書いたこの曲をシェアしたい。

5万ドルで落札へ

NFTはデジタルアーティストのオリヴィア・ラッタ(EXTRAWEG)氏が制作に参加し、30秒間の音声と映像から構成される1点しか存在しないNFTとなっている。

NFTマーケットプレイスのNifty Gateway上で販売されたこの作品は注目を集め、最終的にbrcockpierceと名乗るユーザーにより5万ドル(約540万円)で落札された。

その収益はインディーアーティストを支援するため、イギリスのミュージック・ヴェニュー・トラストや全米独立系コンサート会場協会(NIVA)といった団体に寄付されるという。

寄付先の一つであるNIVAは、独立系のライブハウスなどを支援するために設立された団体で、団体の推進していた法案、SaveOurStages法は、COVID-19救済法案の一部として可決された経緯がある。

ミュージシャンによるNFTの活用は急速に進んでおり、これまでにもThe WeekndやZedd、スヌープドッグといった人気アーティストがNFTで作品を販売している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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