西武ライオンズが公式NFT販売を開始 日本プロ野球で初事例 栗山選手の2000本安打達成記念NFTなど4種類
ライオンズがNFT販売
株式会社西武ライオンズとパシフィックリーグマーケティング株式会社は7日、埼玉西武ライオンズの公式NFT(非代替性トークン)の販売を開始することを発表。史上54人目となる2000本安打を達成した栗山選手の記念NFTなど、まずは4種類を提供する。
ライオンズの公式NFTは、PLMが運営するNFT(非代替性トークン)コンテンツを取り扱うWebプラットフォーム「PLM COLLECTION」にて販売。プロ野球界では初のNFT販売事例となった。
NFTの発行はNFTブロックチェーン証明書発行サービス「Startbahn Cert.」などを運営するスタートバーン社が手がける。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。
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商品概要
7日に販売が開始したNFTは、埼玉西武ライオンズの栗山巧選手の通算2,000安打達成を記念して開発されたコンテンツなど4種類。
栗山選手が4日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で2,000安打を達成した際に球場で掲げた記録達成パネルや、西武線沿線などで通算2,000安打達成に向け展示されていたカウントアップパネル「KURI-METER」など、一部の商品はNFT化されたデータと現物をセットにして数量限定で販売。
また、「本日のスタメンボードデータ」や「本日のヒーローサインパネルムービー」など対象商品は順次追加していく予定であるとしている。
当面は希少性の高いグッズの販売を行うことによりファンに提供する予定であるが、今後は「PLM COLLECTION」に二次流通機能を実装し、利用者同士の売買や譲渡も可能にすることを目指すと説明。
将来的には、スポーツコンテンツホルダーだけでなく、他業種のコンテンツホルダーのプラットフォームを構築していくことも視野に入れているという。
PLM社は、今回のNFT販売の背景について次のようにコメントした。
西武ライオンズでは、昨シーズン以降観客の動員制限がかかるなか、新たな収益源を確保するべく、さまざまな取組みを行っています。NFT商品の一次販売による売上、また将来的にお客さま同士が行うNFT商品の売買(二次流通)によって発生する当社への還元金などで、新たな売上の増加を図ってまいります。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します