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エルサルバドル世界初のビットコイン購入で強気心理に拍車、FTX関連銘柄の躍進止まらず

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場と金融マーケット

7日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン価格は、前日比+1.82%の578万円(52,640ドル)と続伸した。

5万ドルの節目をブレイクしたことで勢い付いた。上昇過程で調整を挟みながら下値を切り上げており、6万ドル付近までは上値抵抗線も薄く、ブル相場を鮮明にしている。

やや過剰気味だった早期テーパリング懸念の後退で、日米株式市場など金融マーケット全体も再びリスクオンに傾きつつあることからセンチメントは良好と言えそうだ。投資家の強気心理に拍車をかけたのが、本日施行される中南米エルサルバドルの「ビットコイン法定通貨化」法案だ。

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は7日、200BTC(11億円相当)の購入し、その後追加で200BTCを買い増したことを発表した。

一国の政府が暗号資産(仮想通貨)を購入するのは、世界でも前例がない。

法案の施行に伴い、国の準備資産として暗号資産を保有するものと思われる。先週には換金需要を見越して、160億円規模のビットコイン信託を立ち上げていた。

詳細:世界初 エルサルバドル政府がビットコインを購入

DeFi市場の勢い止まらず

DeFi Llamaによると、DeFi(分散型金融)ネットワークプロトコルの預入総額を示すTotal Value Locked(TVL)は、今年5月のアルトシーズンを超えて過去最高の約1,500億ドルを更新。1,800億ドル(約20兆円)規模に達した。

出典:defillama.com

仮想通貨市場が低迷していた5月中旬〜7月中旬にかけて約1,000億ドル規模まで縮小していたが、地合い改善に伴い、一転して資金の再流入が加速した。

現在のTVLの大部分を占めるのは、イーサリアム(ETH)ネットワークだ。後には、Polygon(MATIC)、Solona(SOL)、Terra(LUNA)、Avalanche(AVAX)Binance Smart Chain(BSC)などの代替チェーンが続く。

イーサリアム基盤の勢いは依然として強いが、一方でより安価な代替チェーンに分岐し始めていることを示している。例えば、AvalancheのTVLは、8月中旬時点で2億5800万ドルだったが2週間半で800%近くも急伸した。オリジナルのNFT市場展開で大きな成功を収めたSolonaのTVLも、8月中旬以降170%増加している。

出典:defillama.com

対して、ネットワーク手数料の「GAS代」が高止まりするイーサリアムのTVLは、8月中旬以降16%の増加に留まった。

関連:ビットコイン売り先行で揉み合う、NFT取引活性化でイーサリアムのガス代高止まり

12日には、カルダノ(ADA)の大型アップグレードでスマートコントラクトが実装されるため、DeFiプロトコルへの需要はさらに増加し、チェーン間競争はますます激化していくことが想定される。ユーザーにとっても、主要サービスで利用可能なブロックチェーンの選択肢が増え、イーサリアムのスケーラビティ問題の早期改善を促すなど、健全な競争原理が働くことはポジティブだろう。

個別銘柄の動向

Coinmarketcap(CMC)の時価総額ランキング7位のソラナ(SOL)が、前日比+20.38%の170ドルまで大幅続伸した。

ソラナは8月17日に72ドルまで上昇し、時価総額TOP10入りしたばかりだったが、SOL価格はそこから2.4倍に。ポルカドット(DOT)やドージコイン(DOGE)を上回り、時価総額7位まで浮上している。

出典:Messari

背景には、世界中の大企業が続々と参入するNFT(非代替性資産)市場における急速な台頭がある。オープンNFTマーケットプレイス及びSOL基盤のNFTプロジェクト「Degenerate Ape Academy」の反響など、新たなエコシステムの勢いが好感されている。

関連:大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性

また、8月25日には、米ニューヨークの暗号資産投資企業Osprey Fundsによって、米国初となるソラナの適格投資家向け「投資信託」が誕生。

関連:米初、仮想通貨ソラナ(SOL)の投資信託がローンチへ

9月2日には、SOLの開発を手がけるソラナ財団とプライベートエクイティ投資企業BridgeTower Capitalが、22億円規模(2,000万ドル)の投資ファンドを立ち上げ、ソラナエコシステムへの投資方針が明かされた。

ソラナ(SOL)は、大手デリバティブ(金融派生商品)取引所FTXのサム・バンクマン・フリードCEOが早期出資を成功させた銘柄でもある。

FTX関連銘柄では、FTXの「FTXトークン(FTT)」の前日比+23%を筆頭に、ソラナブロックチェーン基盤の分散型取引所SerumのネイティブトークンであるSRMが前日比+16.3%、21年2月にローンチされた分散型取引所RaydiumのRAYが前日比+17.2%と、いわゆる「サムコイン(Sam Coin)」と呼ばれるトークンがセクター買いでいずれも物色され、騰勢を強めている。

出典:Messari

関連:FTX、分散型取引所Serumローンチへ 採用したSolanaチェーンの利点とは

FTTについては、1日に米拠点FTX USが、認可済みのオプション及び先物プラットフォームである「LedgerX」を買収したことなどが材料視されたほか、今年5月の過去最高値をブレイクしてテクニカル要因でも勢い付いた。

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