WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソラナ政策研究所CEO、クラリティー法案成立確率わずか10%と予想

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 9月15日に採決入りの動議提出へ
  • 雇用23.2万人・550億ドル規模に影響

成立確率わずか10%

ソラナ政策研究所のミラー・ホワイトハウス=レヴィンCEOは、11月の米中間選挙前にクラリティー法案が成立する確率を「10%程度」とみているとザ・ブロックに語った。同法案は、仮想通貨の規制管轄を米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)の間で明確化する市場構造法案である。

同氏は上院が1年以上協議を続けてきたものの、「現状は8月の休会中で身動きが取れない状態にある」と指摘した。会期終盤に近づくほど成立は難しくなるとし、審議入りの動議は必要な複数採決の最初の一つに過ぎないとして、「期待はしているが現実的に見ている」と続けた。

同氏の見通しは予測市場よりも慎重だ。ポリマーケットは年内成立確率を21%とし、カルシも23%とほぼ同水準だが、いずれも1カ月足らず前の50%からは大幅に低下してきた。

銀行も巻き込む攻防

ホワイトハウス=レヴィン氏は、伝統金融機関の関与増加で法案の行方が読みにくくなったと述べた。「市場構造法案としてはおそらく6回目の試み」とし、大統領の関与が民主党側に政治的複雑さをもたらす一方、銀行はステーブルコイン利回り条項に異議を唱え、証券・デリバティブ企業も事業への影響を懸念しているという。

同氏は、不成立は議員・スタッフの1年以上の労力を無駄にしてしまうと主張し、「数万時間規模の労力」を無視できない機会損失と評した。議会の見通し後退を踏まえ、規制当局が独自に動くことの重要性が増しているとの見方も示した。

規制当局・産業への影響

この発言は、SECが登録要件の一部を免除する「レギュレーション・クリプト・アセッツ」を提案した時期と重なる。リップル最高法務責任者(CLO)のスチュアート・アルデロティ氏も、法案が停滞してもSECとCFTCはルール制定を止めないと表明していると述べ、両当局の協力関係を前向きな材料に挙げた。

関連記事:米SEC、仮想通貨資金調達の新規則「レギュレーション・クリプトアセット」を提案

米SECは仮想通貨に関連する投資契約向けの新規則案「レギュレーション・クリプトアセット」の提案を明らかにした。最大7500万ドルの資金調達を可能にする例外規定などが含まれ、仮想通貨分野での起業や資金調達の選択肢が広がる見通しだ。

ただ、アルデロティ氏は立法が規制のみより持続的な枠組みを提供するとして、法制化を最優先の目標とすべきだと述べた。同氏は、立法枠組みが成立しなければ仮想通貨関連企業の拠点が国外に移り、米国が雇用や投資、イノベーションを失う恐れがあると警告した。

同氏は全米仮想通貨協会(NCA)の調査を引用し、米国内の仮想通貨関連雇用は23.2万人規模、経済活動への貢献は550億ドル規模にのぼると明らかにした。

9月15日が分水嶺

上院共和党は今月7日、法案の採決を9月中旬へ持ち越す方針を決定した。

アルデロティ氏は、9月15日がクラリティー法の議会での行方を左右する試金石になると話した。「9月15日には上院本会議で審議入りの動議が行われ、ゲートを開けるには60票の賛成が必要だ」と説明し、「前進を続けられるかを示す節目になる」と語った。

関連記事:米SEC、仮想通貨資金調達の新規則「レギュレーション・クリプトアセット」を提案

米SECは仮想通貨に関連する投資契約向けの新規則案「レギュレーション・クリプトアセット」の提案を明らかにした。最大7500万ドルの資金調達を可能にする例外規定などが含まれ、仮想通貨分野での起業や資金調達の選択肢が広がる見通しだ。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/09 金曜日
17:57
ビットコイン短期保有者、含み損での取引所送金が6月以来最大=クリプトクアント
オンチェーン分析企業クリプトクアントによると、ビットコインの短期保有者が24時間で4万5,600BTCを取引所へ送り、うち2万9,100BTCが損失状態だった。米政府の送金を下落の契機としつつ、含み益の積み上がりを本質的な要因とみる。
17:50
ソニーや三井物産ら4氏が語る、実業資産をトークン化する狙い
ソニーグループ、三井物産、Toyota Blockchain Lab、OP Labsの4氏が登壇。エンタメIP、貴金属・不動産、ST社債の事例から、実業資産をオンチェーン化する狙いと顧客とのつながり方を語った。
16:18
ビットコイン、利益確定が年内2番目の規模に 1日約10.3億ドル=サンティメント
オンチェーン分析企業サンティメントによると、ビットコインの実現利益が1日で約10.3億ドルに達し、2026年で2番目の規模となった。8万7000ドル超えまでの上昇を受けた利益確定の集中が、短期的な売り圧力として意識される。
15:42
シトリニ・リサーチ、伝統金融と仮想通貨の「壁」が崩れ始めたと指摘
米調査会社シトリニ・リサーチは8日、伝統金融と仮想通貨を隔てる壁が崩れ始めたとするレポートを公開した。AIエージェントの普及と株式・国債のトークン化を契機に挙げ、SEC特例やハイパーリキッドの事例から投資家の論点を整理する。
14:40
量子攻撃受け得るビットコイン、現在供給量の31.2%に増加=グラスノード
グラスノード共同創業者は8日、公開鍵がオンチェーンで露出したビットコインが626万BTC(供給の31.2%)に上ると集計した。量子コンピューターへの備えとして資産移行を求める声が出るなか、取引所や政府保有分ごとの露出割合も示した。
14:30
トークン化株式の保有者は何を持つか Backpack共同創業者らが解説
トークン化株式の保有者は何を持つのか。ApyxとBackpackがThe Great Rotationで登壇し、米国法の下での権利の中身や原株への交換、24時間取引といった利点を語った。
13:45
JPYC、公取委に情報提供──「決済導入店の割引は消費者利益」
JPYCは9日、ステーブルコイン決済の登場を踏まえ、9月14日に公正取引委員会へキャッシュレス決済市場の競争環境を情報提供したことを明らかにした。導入店の割引・送料無料と加盟店規約の関係についての考え方も公表した。
13:30
ネットフリックス、FTX破綻を描く新作ドラマ「アルトリスト」の予告編公開 
Netflixは10月8日、FTX破綻を描く新作ドラマ「アルトリスト」の予告編を公開した。FTXの元CEO、サム・バンクマン=フリード氏とキャロライン・エリソンの関係を軸にした全8話で、配信は11月19日に予定されている。
12:55
「量子コンピュータは脅威だが仮想通貨業界は対処可能」ユーロポールが予防策提示
ユーロポールは仮想通貨の量子脅威に関するレポートを発表。主なリスクはブロックチェーン自体ではなくウォレットの公開鍵暗号にあると指摘。耐量子暗号への段階的な移行を提言した。
12:06
金融庁、書類画像の漏えい受けIC読取前倒しを要請 暗号資産交換業者も
金融庁は9日、本人確認書類の画像を含む顧客情報の漏えいが相次いでいることを受け、金融機関等に対策の点検を要請した。2027年4月の画像送信方式廃止を待たず、ICチップ読取への移行を前倒しするよう求めた。暗号資産取引所の口座開設にも影響する。
11:45
ビットコインコア、送信元を隠す機能の修正を次期版に反映|現行版は未反映
ビットコインコアは、オプション機能のプライベートブロードキャストの接続が通常の接続と関連付けられうる問題の修正を、10月1日に32.x系へ反映した。31.x系向けの反映は未了で、リリース日は決まっていない。
11:35
バイナンス、ブラジルで22の仮想通貨銘柄取引を終了|規制対応で8サービスも制限
バイナンスは9日、ブラジル中央銀行の新たな仮想通貨規制に対応するため、10月27日からブラジルサービスでXVGを含む22銘柄の取引を終了し、ローンを含む8サービスを制限すると発表した。対象ユーザーは10月29日までに現地法人へ移行される。
11:08
トークン化株式取引の約8割が1株未満、IMFが拡大条件を分析
国際通貨基金(IMF)は8日、資産トークン化の拡大に必要な条件を分析した。法的確実性や規制の明確化、相互運用性、決済資産の4点を挙げ、レポ中心の市場規模やトークン化株式の取引実態、拡大に伴うリスクを示した。
10:16
財務省、国債オンチェーン化の3類型を提示 新形態の国債発行も類型に
財務省は8日、国債のオンチェーン対応に関する研究会の初会合で国債トークン化の3類型を示した。MMF受益権の授受から日銀の振替口座簿の対応、制度外での新形態の国債発行まで含む。BUIDLなど海外事例も整理した。
10:05
ビットコイン採掘事業者による売り圧力は緩和傾向=クリプトクアント
クリプトクアントは8日、仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコイン・マイナーをめぐる収益などの状況が回復し売り圧力が和らいだと分析している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧