シュートコンテスト成功の米NBAファン、1000万円相当のビットコイン獲得

シュート決めてBTCゲット

米NBAチームのダラス・マーベリックスは29日、バスケットボールのハーフコートショットに成功したファンに対し、10万ドル(1,100万円)相当の暗号資産(仮想通貨)ビットコインを配布した。仮想通貨ブローカー企業Voyagerとの提携で実現した。

同イベントは、NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)主催の試合でハーフタイムに頻繁に行われる「シュートアウト」と呼ばれるイベント。フリースロー、スリーポイントとハーフコートからのロングショットの3種類を全て決めれば賞金がもらえる仕組みとなっている。

全てのシュートを決めて高額賞金を手にした幸運なファンは、マブス(同チームの略称)ファンのイザイア・ストーン氏。獲得した10万ドル(1,100万円)相当はビットコインで支払われる。同チームの支払った賞金としては過去最高額となった。

試合は、マブスがサンアントニオ・スパーズに104-99で勝利し、接戦を制した。

マーベリックスの球団オーナーは著名投資家のマーク・キューバン氏。自身もビットコインやイーサリアム(ETH)をはじめ、DeFi(領域)にも投資している。このような経緯から、21年3月には球団側もチケットやグッズの販売において、仮想通貨ドージコイン(DOGE)の決済対応を表明したこともある。(ビットコイン対応は2019年から)

関連:マーク・キューバン氏所有のNBAチーム「ダラス・マーベリックス」、ドージコイン(DOGE)決済に対応

また、他のNBAチームでもFTXがアリーナの命名権を獲得したマイアミ・ヒートも2021年/2022年シーズンの開幕戦で来場者全員に限定NFTがもらえるQRコードの入ったTシャツを配布した事例もある。

関連:FTX、マイアミ・ヒートのNBA開幕戦で限定NFTを配布

Voyagerとの提携

マーベリックスは先週27日、仮想通貨企業Voyagerとの提携を発表したばかり。5年間の契約を通じて、仮想通貨に関する教育プログラムや地域活動などを行なっていく。マブスとして仮想通貨企業との提携は今回が初の事例だった。

NBAは2019年より米国やカナダ以外でも国際スポンサーが可能となっており、グローバル的にもブランド認知力を向上する意図がある。

Voyager社との提携についてマーク・キューバン氏は以下の通りコメントした。

マブスは、ボイジャーをダラス・マーベリックスのファミリーに迎え入れることを誇りに思う。暗号資産やアプリケーションは、ビジネスや金融および経済のあり方を変えつつある。

Voyager社とのパートナーシップにより、マブスやNBAのファンは、Voyagerについて、また、Voyagerプラットフォームからどのようにして稼ぐことができるのかを知ることができる。

Voyager社は仮想通貨取引アプリを提供している企業。カナダのトロント証券取引所(TSX)で上場しており、アプリ内の保有量によっては報酬がもらえるEarn(アーン)プログラムを提供する。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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