DeFi提供の「Injective」、取引所が大幅アップグレード
Injective Pro V2がローンチ
相互運用可能なレイヤー1ブロックチェーンを運営するInjectiveは11日、独自のデリバティブ取引プラットフォーム「Injective Pro」のアップグレード版をリリースした。
今回のアップグレードでは、デリバティブDEX(分散型取引所)の主要パラメータのほとんどが改善。ホームページのUIも大幅に強化されたほか、これまでよりも直感的な操作やユーザーの取引体験の向上が図られている。
Injectiveの取引所である「Injective Pro」は、21年12月にローンチ。DeFi市場のビジュアルデータを提供するCoin98 Analyticsによると、22年3月時点で累計45億ドル(約5,300億円)を超える取引高を達成している。
また、正式ローンチから10億ドル(約1,170億円)到達までに要した日数は、海外大手取引所であるFTX取引所が100日、Coinbaseが1年かかったのに対し、Injective Proはわずか30日だ。
Injective、「ETH Denver」に参加
またInjectiveは、2月11日〜20日まで、米コロラド州デンバーにて開催されたイーサリアムの年次カンファレンス「ETH Denver 2022」にInjective Labsチームが参加したことを報告。
Injective Labsチームは、来場した12,000人以上のブロックチェーン愛好家と共に、ミーティングやハッカソン、パネルディスカッション、その他ソーシャルイベントに参加し、Injectiveコミュニティやパートナー、また投資家との結束を高めた。
カンファレンスのメインステージでは、Injective LabsのCEOであるEric Chen氏が基調講演を行い、次世代のDeFiやWeb3の見通しとともに、イーサリアムのスケーラビリティ・ソリューションを提供するInjectiveの役割について語っている。
Injectiveについて
Injectiveは、DeFi(分散型金融)、デリバティブ、およびWeb3アプリケーションを念頭に構築された、相互運用可能なレイヤー1プロトコルだ。開発当初より、幅広いデリバティブ商品などを含む「全ての市場」をサポートすることを目的に設計されている。
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「Injective Pro」と銘打たれたInjective取引所では、誰もが先物や永久債などのDeFi市場へのアクセス、作成および取引をすることが可能。また開発者は、イーサリアム互換のクロスチェーンプロジェクトを構築することもできる。
Injectiveは、バイナンス、Pantera Capital、マーク・キューバンなどの著名なステークホルダーから支援を受けている。
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