はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

シンプレクス、金融機関のステーブルコイン参入を支援へ アバランチ実証実験成果を受け

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーブルコイン送金網の実証実験

金融機関向けシステム開発大手シンプレクスと米Ava Labsは21日、ステーブルコイン送金・決済ネットワークの共同実証実験結果を発表した。Ava Labsはアバランチ(Avalanche)ブロックチェーンの主要な開発組織。

今回の実証実験では、シンプレクスが提供するステーブルコイン発行・償還システム「Simplex Stablecoin」と、Ava Labsのブロックチェーンインフラサービス「AvaCloud」を組み合わせて検証を行った。

実験は、特に可用性(システムの稼働継続性)とレイテンシ(処理の遅延時間)の改善に焦点を当て、インフラとアプリケーション両面での性能向上を目指したもの。以下の性能指標を達成したという。

  • スループット: 1秒あたり1,000件以上の取引を継続処理
  • レイテンシ: 取引の最終確定(ファイナリティ)まで平均1秒未満
  • 可用性: 世界中の複数拠点に分散配置しても性能劣化なし

検証の結果、決済や送金といった安定性と高性能の両立が求められるユースケースでの活用可能性が実証された格好だ。

近年、国内外の金融機関や企業がステーブルコイン事業への参入を検討しているものの、金融サービス水準のサービスレベルが求められることが参入障壁となっていることが背景にある。

本実験には、アバランチ(Avalanche)のコンセンサスアルゴリズムを用いたプライベートチェーンが利用された。

関連:アバランチ(AVAX)の特徴と将来性|企業導入の理由や買い方も解説

シンプレクスの展望

シンプレクスは1997年の創業以来、メガバンクや大手証券会社をはじめとする金融機関のテクノロジーパートナーとして事業を展開。web3領域では暗号資産の黎明期から取引所システムやウォレットなどを金融機関に提供している。

一方、Ava Labsはコーネル大学のコンピュータ科学者によって設立され、アバランチのイノベーションに基づくweb3向け高性能ソリューションの導入を支援している。

両社は今回の成果を受けて、ステーブルコインの社会実装に向けた具体的なユースケースでの実証を推進していく方針だ。また、多くの事業者のステーブルコイン事業への新規参入を支援していくとしている。

関連:ステーブルコインの種類一覧|市場規模・取引量・規制の行方

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
07:10
イーサリアム、ブロックのガスリミットを6000万ユニットに引き上げ
仮想通貨イーサリアムは、ブロックのガスリミットが6000万ユニットに引き上げられた。これにより、フサカアップグレードの前にトランザクション処理能力が向上した。
06:35
アップビットのハッキング後に一部のソラナ系銘柄で大幅なキムチプレミアム発生、Orcaは50%超の価格乖離
韓国のアップビットで27日にハッキングが発生し入出金が停止された後、ソラナ系トークンで大幅な価格乖離が発生した。オルカは国際価格と比較して51%のプレミアムを記録し、Meteoraも40%のプラス乖離を示している。
05:56
ビットワイズがアバランチETF申請を更新、最大70%のステーキング機能導入へ
ビットワイズが米証券取引委員会に提出したアバランチ現物ETFの申請書類を更新した。ティッカーはBAVAに変更され、保有AVAXの最大70%をステーキングできる仕組みを導入する。
05:40
ソラナミームコインBONKの現物ETP、スイス証券取引所に上場
ソラナミームコインBONKがスイスのSIX証券取引所で取引を開始した。ビットコイン・キャピタルが発行するETPにより、投資家は従来の証券口座を通じてBONKへのエクスポージャーを得られるようになった。
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧