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アバランチ(AVAX)の特徴と将来性|買い方をわかりやすく徹底解説

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アバランチ(AVAX)は、時価総額でスマートコントラクトセクター8位に位置するブロックチェーンであり暗号資産(仮想通貨)、米国・日本を中心に企業採用が目立つ。

この記事では、アバランチの基本的な特徴やメリット・投資リスクを押さえつつ、初心者でも安心して進められる「AVAX購入の3ステップ」を詳しく解説します。さらに、ステーキングによる利回り運用や税金の基礎知識も網羅しています。

💡この記事でわかること
  1. アバランチ(AVAX)の基本特徴とメリット
  2. AVAX取引所の特徴早見表
  3. アバランチ(AVAX)の買い方
  4. AVAX投資の利点:ステーキングによる利回り運用
  5. リスクと注意点・税金について

アバランチへの投資に

アバランチ(AVAX)とは?

Avalanche(アバランチ)は、スマートコントラクト(自動契約)機能を備えたブロックチェーンプラットフォームです。金融やゲーム、ビジネスなど多様な用途で活用されており、高速かつ低コストの取引処理を特徴としています。

基盤通貨「AVAX(アバランチ)」は、ネットワーク上での取引手数料の支払い、ステーキング(ネットワークの安全性維持への参加)、ガバナンス投票などに利用され、ブロックチェーン基盤を支える重要な資産です。

プロジェクトは米国発のAva Labsによって開発され、共同設立者にはコーネル大学教授であり暗号通貨研究者として著名な Emin Gün Sirer(エミン・ギュン・サイラー)氏が名を連ねています。

AVAXの価格情報・チャート

項目 詳細
通貨コード AVAX
公開日 2020年9月
流通供給量 約4.2億枚
最大供給量 約7.1億枚
価格 34.4ドル(約5090円)
時価総額・順位 約140億ドル(14位)
過去最高値 2021月11月:約123ドル(約18000円)
*データ出典元:コインマーケットキャップ(2025年9月24日時点)、チャート:TradingView
AVAX価格チャート

AVAXの主要特徴

ステーキング報酬

AVAX保有者は、トークンを一定期間ネットワークにロックアップ(ステーキング)することで、新規発行されるAVAXを報酬として獲得できます。これによりネットワークのセキュリティ強化に貢献し、アバランチの利用拡大はAVAX需要や価格上昇の要因となります。

手数料のバーン(焼却)

アバランチネットワーク上の取引手数料はすべて「バーン」され、市場から永久に取り除かれます。これにより、供給の自然な抑制(デフレ効果)が働き、同時にバリデーターが無制限に保有量を増やすことを防ぎ、公平性が維持されます。

アバランチの市場の注目と投資の期待

強み

アバランチネットワークにおいて、ゲーム分野での採用拡大が利用活発化の主要な推進力となっています。月間取引量は従来の1,500万件から2025年6月以降に3,000万件へと倍増し、特にオンラインゲーム「MapleStory」の導入により日次100万件を超えるトランザクションを複数回記録するなど、実需に基づく成長を実現しています。

制度的な認知も拡大しており、米国ではVanEckやグレースケールがAVAXの現物ETF(上場投資信託)を申請しており、まだ承認には至っていないものの、機関投資家の間での認知が進んでいます。また、アバランチ財団が約10億ドルを調達し、米国に2つのデジタル資産保有会社を設立してAVAXトークンを購入する計画が報じられており、実行されれば財務基盤の強化や需要創出につながる可能性があります。

リスク

アバランチはスマートコントラクトセクターの時価総額で8位(CoinGecko参照)に位置する一方、イーサリアムやソラナなど他の主要プラットフォームとの競争は激化しています。技術面での優位性を示すことが課題となる中、実際の採用拡大が今後の成長を左右する重要な要素となります。

また、米国では仮想通貨に対する政策変化により、ETF承認プロセスの加速が期待されていますが、規制方針は政治・市場動向により変動する可能性があり、マクロ経済環境の変化も含めた不確実性要素として注意が必要です。

企業・機関による実用化の進展

アバランチは高速かつ低コストの処理性能に加え、企業や開発者が自社専用のブロックチェーンを柔軟に構築できるサブネットを備えており、用途に応じてネットワーク設定やルールを自由にカスタマイズできることから、企業や公共機関での採用が進み始めている。

主な企業採用・実験例

  • 三井住友フィナンシャルグループ(FG):Ava Labsなど3社と連携し、法定通貨担保型ステーブルコインの開発・実証を計画。企業間決済ニーズへの対応を想定している。
  • スカイブリッジ・キャピタル(米投資運用会社):約3億ドル(約440億円)規模の資産をアバランチ上でトークン化する計画を発表。資産の透明性と流動性向上を狙う。
  • シンプレックス(金融機関向けシステム開発):アバランチ基盤でステーブルコイン送金・決済の実証実験を実施。金融機関レベルの決済インフラ実用化を目指している。
  • バーゲン郡(米ニュージャージー州):不動産登記証書をアバランチ上でオンチェーン化し、処理効率の向上や透明性・セキュリティ強化を図っている。
  • アバランチ取引所の特徴早見表

    取引所 メリット デメリット 現物取引 レバレッジ取引 AVAX
    ステーキング
    報酬率
    取引所手数料
    (BTC参考)
    出庫手数料 備考
    仮想通貨取引所 SBI VCトレード ステーキング途中でも
    売却・出金できる
    AVAX取引所に未対応 販売所 年率5.3%
    手数料差し引き後4.0%*
    Maker:-0.01%
    Taker:0.05%
    無料 *ステーキング報酬率は24年11月実績
    仮想通貨取引所 bitbank AVAXの板取引が可能 ステーキング
    サービス未提供
    現物(取引所・販売所) Maker:-0.02%
    Taker:0.12%
    0.01 AVAX
    仮想通貨取引所 コインチェック 未経験者にも
    使いやすいUI/UX
    ステーキング
    未対応
    販売所
    取引所
    無料 0.1 AVAX
    仮想通貨取引所 CoinTrade AVAXのステーキング
    サービス提供
    AVAX取引所に
    未対応
    販売所 想定年率4.6 % 0.01 AVAX

    仮想通貨アバランチ(AVAX)の買い方

    日本円で仮想通貨アバランチ(AVAX)を購入するには、日本国内の暗号資産取引所の口座を開設する必要があります。

    以下では、SBI VCトレードを例にAVAXの購入方法を紹介します。

    1.口座開設・本人確認(KYC)を完了
    2.日本円を入金
    3.販売所でAVAXを選択、購入数量を入力

    1SBI VCトレード
    東証プライム市場に上場しているSBIホールディングス傘下のSBI証券は、国内最大手のネット証券として知られる。SBIVCトレードは金融ノウハウを生かし、安心して取引できる取引所として評価されており、手数料の低さなどで個人投資家から支持を受ける。
    販売所のスプレッドが比較的狭い、指値を使える
    入出金・暗号資産の出庫手数料無料
    ステーキング・貸コインなど豊富な機能
    主なサービス
    スマホ対応
    基本サービスは全てスマホ対応。PCは「トレーダーモード」でさらに高機能に。
    セキュリティ
    金融大手SBIグループとして最新鋭のセキュリティ。住信SBIネット銀行との連携で入出金がスムーズ
    取扱銘柄
    36種類

    こんな人におすすめ

    運営企業への信頼を重視し、投資を始めて徐々にその範囲を広げたい方、ストレスフリーでAVAXを購入し、ステーキングや積立などの便利なサービスを活用したい方に理想的です。申込は最短5分で完了し、「最短当日」には口座開設が完了します。

    2bitbank
    bitbank(ビットバンク)は、2014年から暗号資産事業を運営している実績ある取引所。関東財務局長(暗号資産交換業者)登録番号 第00004号ミクシィ社とセレス社の持ち分法適用関連会社、ビットバンク株式会社が運営。
    取引所のスプレッドが狭い、流動性も高め
    取引所のメイカー手数料が好条件
    UIや機能がシンプル、初心者にも優しい
    主なサービス
    スマホ対応
    基本サービスは全てスマホ対応。PCと同水準の取引を実現。
    セキュリティ
    第三者機関による高い評価セキュリティ 国内No.1 *18年10月 ICORating調べ
    取扱銘柄
    44

    ここが便利

    出庫対応が速いため、アクティブなトレーダーにとって魅力的。AVAXの購入だけでなく、自分のウォレットで管理し、活用したい方におすすめです。「最短1分*で即時承認され、すぐに取引をスタート」。*申請内容に応じて数日かかる場合があります。

    3 コインチェック
    コインチェックは、2012年に創業されてから仮想通貨業界をけん引してきた金融庁認可00014号の仮想通貨交換業者。東証一部上場のマネックスグループの傘下に、経営基盤とセキュリティも強化。
    未経験者にも使いやすいUI/UX
    アプリDL数700万DL*2019年~2024年(AppTweak)
    アンケート回答等で貯めたポイントを仮想通貨に交換可能
    主なサービス
    スマホ対応
    保有資産や価格変動がわかりやすい。スマホでもブラウザから取引所を利用可能
    セキュリティ
    マネックスグループ入り後のセキュリティ強化により暗号資産交換業者の登録を完了。
    取扱銘柄
    35種類

    こんな人におすすめ

    投資をお得に始めたい方、マネックス証券やマクロミルのポイントシステムと連携し、1ポイントを1円として使用可能で、持ち出し資金ゼロから投資をスタートできます。

    SBI VCトレードの口座開設方法

    口座開設の流れ

    本人確認書類の提出方法は3種類あるため自身に合った方法を選択しましょう 出典:SBI VC トレード

    SBI VCトレードでAVAXを購入するには、まず口座開設を行う必要があります。 口座開設には下記のものが必要になるため、あらかじめ準備しておきましょう。

    • メールアドレス
    • 電話番号
    • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書から1点)

    口座開設にあたり、まずはメールアドレスを登録します。「個人のお客様」を選択し、メールアドレスを登録、確認メールを送信しましょう。確認メールが届いたら、メール内に記載されている認証用のURLを開き、パスワードを設定します。

    パスワード設定後にSMS認証か電話認証を行い、認証コードを入力したあとに、氏名や住所などの基本情報入力を行います。

    基本情報入力後に、情報と合致する本人確認書類を提出します。運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書などの本人確認書類を撮影しアップロードしたあと、本人確認書類と一緒に自撮り・セルフィーを行い、本人確認手続きを行います。

    本人確認手続きが終了したら、取引所による口座開設審査が行われ、審査が完了すれば口座が開設されます。

    AVAXを購入するための入金方法

    AVAXを購入するには、SBI VCの取引口座に日本円を入金する必要があります。「入出金」と記載がある部分をクリック・タップし、「日本円を入金」を選択しましょう。

    入金したい金額と銀行を選択し、「金融機関サイトへ」を選択し、自分の選んだ金融機関のサイトからSBI VCトレードへ入金の操作を行い、既定の振込タイミングまで待てば入金が完了します。

    AVAXの買い方・購入方法

    SBI VCトレードでは、現物取引でAVAXを購入することができ、貸コイン、積立、ステーキングといった運用サービスにも対応しています。

    販売所の利用画面 出典:SBI VCトレード

    「販売所」は、SBI VCトレードが決めた価格で売買が行えます。「販売所」はシンプルで簡単な操作が可能で、初心者でも安心して取引することができるでしょう。「販売所」では、AVAXを選択し、購入する数量を入力した後、購入をクリック・タップすれば、AVAXが購入できます。

    「販売所」には、購入価格と売却価格の間にスプレッドと呼ばれる手数料的な価格差が存在するため、手数料を気にしたり、短期間で売買を繰り返したりする「トレード」には適さないことを抑えておきましょう。

    AVAX投資の利点:ステーキングによる利回り運用

    ステーキング報酬率実績 出典:SBI VCトレード

    ステーキングのメリットは、長期保有予定の仮想通貨を預け入れて放置しているだけで、株の配当のようなパッシブインカム(受動的収入)を得られる点にあります。

    SBI VCトレードにおいては、アバランチ(AVAX)を口座に預けるだけで、ステーキングサービスの対象となり、毎月資産が増加します。2025年7月の実績では、AVAXのステーキングの想定年率は、約5%とされています。

    SBI VCトレードのステーキングサービスを利用するための特別な申し込みや手続きは必要ありません。平均保有量に基づき、SBI VCトレードの口座内で毎月自動的に報酬が支払われるシステムです。このサービスはいつでも解約が可能で、資産の引き出しも自由に行えます。

    複利運用で利回りを最大化

    出典:CoinTrade

    利回りをさらに効率よく増やす方法があります。それが複利運用です。

    ステーキング報酬は、そのまま放置すると元本にのみ利回りがつく「単利運用」となります。一方で、受け取った報酬を再びステーキングに回す(再ステーク)ことで、元本+報酬の合計額に利回りがつく「複利運用」が可能です。なお、一部のサービスでは報酬が自動的に再投資され、実質的に複利として運用される場合もあります。

  • 単利: 元本に対してのみ報酬が発生
  • 複利: 報酬も元本に加えて運用され、時間の経過とともに資産の増加ペースが加速
  • 複利を活用することで、同じ利回りでも長期的には大きな差が生まれます。Avaxのステーキングでも、報酬をこまめに再ステークする工夫により、同じ利回りでも長期的には大きな差が生まれ、より資本効率を高めた運用が可能になります。

    仮想通貨アバランチ(AVAX)を購入、投資するなら、操作が簡単・ステーキングも便利なSBI VCトレードがおすすめ。

    リスクと注意点・税金について

    アバランチ投資におけるリスク

    アバランチは、企業利用・開発者支援・投資対象として注目される存在ですが、活用にあたってはいくつかのリスクや注意点も理解しておくことが大切です。

  • 価格変動リスク:暗号資産全般に共通する高いボラティリティがあり、短期的な価格の上下動に左右されやすい点に注意が必要です。
  • 制度・規制の影響:ETF審査の動向や各国の法制度の変更により、普及度や市場評価が大きく変動する可能性があります。
  • 技術的リスク:サブネットなどの新しい仕組みは発展途上であり、実装や普及の過程で予期せぬ課題が生じる場合があります。
  • 長期的な視点での成長性を信頼しつつも、リスク分散や継続的な情報収集を意識した活用が求められます。

    税金面での注意点

    仮想通貨取引で生じた利益は原則「雑所得」として取り扱われます。日本円との売買で得た利益だけではなく、仮想通貨同士を交換したときに生じた利益やステーキングなどで得た報酬も課税対象となります。

    雑所得に分類される仮想通貨取引での所得は、給与所得などの他の所得と合算した金額に対して税率がかけられます。税率は、所得が多いほど高くなる「累進課税」が適用され、5%~45%の7段階に分かれています。住民税も合わせると最大で約55%の税率が課されます。

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