bitFlyer新規顧客の受け入れ停止|業務改善命令を受け異例の対応

ビットフライヤーが新規顧客受け入れ停止か
6月22日午前、金融庁より業務改善命令を受けたbitFlyerが、新規顧客受け入れを自主的に停止する、とNHKニュースが報じました。

bitFlyerが新規顧客受け入れ停止

6月22日午前、金融庁より業務改善命令を受けたbitFlyerが、新規顧客受け入れを自主的に停止する、とNHKニュースが報じました。

bitFlyerは、金融庁からマネーロンダリング対策など、管理体制に問題があると指摘されていました。

NHKニュースによると、bitFlyerはこの業務改善命令を重く受け止めて、新規顧客受け入れを停止し、本人確認および経営体制の改善を急ぐ方針を固めたとのことです。

なお、取引の停止などは行われないそうです。

コインチェックのハッキング事件以降、金融庁の審査は非常に厳しいものとなりましたが、国内ビットコイン取引量No.1(FX含む)のbitFlyerに対しても業務改善命令が下ったことで、この業界のセキュリティ体制などが各所で問題視されています。

金融庁は、すでに業務改善命令や業務停止命令を受けている「みなし業者」だけでなく、登録済みの仮想通貨交換業者に対しても、顧客保護や法令順守の徹底を求める監督姿勢を強めており、他の交換会社に対しても行政処分を行う方針です。

※追記(13:40)

bitFlyer公式が業務改善命令を受けたことと、新規顧客受け入れを停止することを発表しました。

新規受け入れ再開の目処は今後ホームページ上で公開する予定とのことです。

また、既存の顧客に対する本人確認プロセス再実施についても、今後個別に連絡される模様です。

以下は業務改善命令の内容です。

【業務改善命令の内容】

(1) 適正かつ確実な業務運営を確保するための以下の対応

① 経営管理態勢の抜本的な見直し

② マネー・ローンダリング及びテロ資金供与に係るリスク管理態勢の構築

③ 反社会的勢力等の排除に係る管理態勢の構築

④ 利用者財産の分別管理態勢及び帳簿書類の管理態勢の構築

⑤ 利用者保護措置に係る管理態勢の構築

⑥ システムリスク管理態勢の構築

⑦ 利用者情報の安全管理を図るための管理態勢の構築

⑧ 利用者からの苦情・相談に適切に対応するための管理態勢の構築

⑨ 仮想通貨の新規取扱等に係るリスク管理態勢の構築

⑩ 上記①から⑨の改善内容の適切性や実効性に関し第三者機関の検証を受けること

(2) 上記(1)に関する業務改善計画を平成 30 年 7 月 23 日までに、書面で提出

(3) 業務改善計画の実施完了までの間、1 ヶ月毎の進捗・実施状況を翌月 10 日までに、書面で報告

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日経新聞社は19日、金融庁が今週にもビットフライヤーなど仮想通貨交換業登録業者に対して業務改善命令を出す方針を固めたと報じました。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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