はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「BTC投資戦略を過大評価」と主張

ニューヨークに拠点を置くポメランツ法律事務所は2日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の財務戦略で知られる米ストラテジー社および一部役員に対する集団訴訟を提起したと発表した。

訴状をバージニア州東部地方裁判所に提出しており、2024年4月30日から2025年4月4日までの期間におけるストラテジー社の投資家を原告として代表するとしている。

原告は、ストラテジー社がビットコイン投資戦略と財務運用の収益性を過大評価し、ビットコインのボラティリティ(価格変動)リスクなどを軽視していたと主張しているところだ。

関連:ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面

対象期間を通じて、被告らがストラテジー社の事業、運営、見通しに関して重大な虚偽および誤解を招くような発言を行ったと主張している。具体的には、以下の点を挙げた。

  • 投資戦略および財務運営に関する記述が過大評価されていた
  • ビットコインのボラティリティに関連する様々なリスク、および新会計規則(ASU 2023-08)適用後にストラテジー社がデジタル資産の価値に関して認識し得る損失の規模が過小評価されていた

米国の新会計規則は、バランスシート上の仮想通貨の時価評価の方法を改善したものだ。以前には価格下落時にのみ減損を報告し、価格上昇分は売却されるまで資産に計上することはできなかったが、上昇分も計上できるようになった。

また、企業が四半期ごとに資産を時価評価することも義務付けている。

ポメランツ法律事務所は、次のように述べている。

被告らは、新会計規則(ASU 2023-08)適用後のビットコイン財務戦略会社としてのストラテジー社の業績について、一貫して楽観的な評価を示していた。

BTCイールド、BTC上昇などによる利益などがプラスになるという結果を報告・予測する一方で、新たな会計規則に基づきビットコイン資産を処理した場合に同社が被る可能性のある莫大な損失を考慮に入れていなかった。

ストラテジー社は5月、2025年第1四半期(1~3月期)の決算発表で仮想通貨の未実現公正価値損失を約59億ドル(約8,500億円)計上した。

ポメランツ法律事務所は、その後の決算説明会で、ストラテジー社の経営陣が、この損失はビットコイン価格が急激に下落した後、新たな会計規則を適用して数字を出したものだと述べていたと指摘する。

それに先立つ4月にストラテジー社は未実現損益を計上する予定だと発表しており、これを受けて、ストラテジー社の株価が約9%下落していたとも説明した。

ストラテジー社がビットコイン財務戦略のメリットを誇張し、大規模なビットコイン保有に伴うボラティリティなどのリスクを軽視していたと主張している。

特に、米国で新会計規則が施行されてからはビットコイン財務戦略を採用する企業が増えているところだ。仮想通貨ベンチャーキャピタル企業Breedは、ビットコインによる株価プレミアム戦略を維持できる企業は一握りだろうと分析している。

関連:『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目

関連:ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/08 木曜日
08:10
ワールド・リバティが米銀行免許申請、ステーブルコインUSD1事業で
トランプ一族関与の支援のワールド・リバティ・ファイナンシャルが通貨監督庁に信託銀行免許を申請した。流通額33億ドル超のステーブルコインUSD1の発行・管理を行う計画で機関投資家向けサービスを展開。
07:40
今年の仮想通貨相場の上昇継続に必要な3つの条件、Bitwise幹部が分析
Bitwiseの最高投資責任者は、6日に定例のメモを公開。2026年に仮想通貨相場が持続的に上昇するためには3つの条件を満たす必要があるとの見解を示した。
06:50
ナイキ、子会社RTFKTを売却 NFT事業から完全撤退=報道
ナイキが2025年12月にNFT関連子会社RTFKTを売却したことが明らかになった。2021年に買収した同社は約75億円の収益を上げたがNFT低迷により事業停止を決定していた。
06:20
ソラナ特化型ウペクシ社、高利回り戦略に移行へ
ナスダック上場のウペクシが2026年にソラナ財務の利回りを大幅に向上させるリスク調整型高利回り戦略を実施すると発表した。保有量は217万SOLに増加。
06:05
米CNBC番組、XRPを年間最注目の仮想通貨銘柄と評価
CNBCがXRPを2026年の最も熱い仮想通貨取引銘柄と評価した。XRP現物ETFは上場以来一度も資金流出がなく累計純流入額は12.5億ドルに達している。
05:35
米上院2委員会、仮想通貨市場構造法案の修正審議を1月15日に実施予定
上院農業委員会が1月15日に仮想通貨市場構造法案の修正審議を実施する予定。上院銀行委員会も同日に審議を予定しており、両委員会で可決されれば上院全体の投票前に調整が行われる。
01/07 水曜日
17:11
中国人民銀行、2026年に仮想通貨取引監視強化へ
中国人民銀行が1月5日から6日に開催した2026年工作会議で、仮想通貨取引の監視強化を重点業務として明記。2025年に詐欺・ギャンブル関連の資金管理と仮想通貨監督を強化したことを総括し、2026年も引き続き違法犯罪活動の取り締まりを継続すると表明した。
17:00
Binance Japan、TAO(ビットテンソル)国内初取扱いへ|仮想通貨AI銘柄の特徴と将来性
Binance JapanがBittensor(TAO)の国内初取扱いを開始。Bitcoin同型の供給設計を持つ分散型AIインフラ銘柄の特徴、将来性、リスクを解説。グレースケールのETF申請動向も紹介。
16:38
イーサリアム現物ETF、約178億円の純流入で3日連続プラス
イーサリアム現物ETFが1月6日に約176億円の純流入を記録し、3日連続のプラス。ブラックロックETHAが約307億円で主導。ビットコインETFは同日流出に転じた。
15:50
東証上場の北紡、ビットコイン累計保有量14.14BTCに 
東証スタンダード上場の北紡が暗号資産(仮想通貨)ビットコインの12月の購入状況を発表。2.6BTCを約3,654万円で取得し、累計保有量は14.14BTC(約2.3億円)に到達した。保有BTCの半分はSBIデジタルファイナンスのレンディングで運用中。
15:43
著名投資家ダリオ氏、2026年中間選挙で政策転換リスクに警鐘
ヘッジファンド大手ブリッジウォーター創業者のレイ・ダリオ氏が、2026年米中間選挙で共和党が下院を失う可能性を警告。政策の極端な揺れ動きを指摘し、仮想通貨業界でも政策転換への懸念が高まっている。
14:30
ビットコイン供給量3分の1が将来の量子攻撃に脆弱か、コインベース研究責任者が警告
コインベースのドゥオン研究責任者は、ビットコイン供給量の約32.7%が量子技術による攻撃に脆弱と警告した。米国およびEU当局は、2035年末までに重要インフラを対量子暗号に移行するよう推奨している。
13:45
米地域銀行、ジーニアス法改正を要求 取引所経由の利回りに懸念
米地域銀行団体が上院にジーニアス法改正を要請。コインベースなど取引所経由のステーブルコイン利回り提供を「抜け穴」と批判し、最大6.6兆ドルの預金流出と地域融資への悪影響を警告。仮想通貨業界は「預金流出の証拠なし」と反論。
13:35
リップル社長、IPO計画なしと再度明言
リップルのモニカ・ロング社長がブルームバーグのインタビューでIPOの計画がないと明言。昨年11月に企業価値400億ドルで5億ドルを調達しており、上場せずに成長資金を確保できる立場にあると説明した。
13:05
イーサリアムL2の永久先物取引所Lighter、トークン化株式を24時間提供へ 
イーサリアム上の分散型取引所Lighterがトークン化株式の永久先物市場を24時間提供開始。BitMEXも同様のサービスを発表。仮想通貨担保で米国株などに投資可能である。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧