アーダーブロックチェーン新バージョン、メインネット実装を完了
メインネットへの実装完了
NFTを活用したPlay-to-Earnゲームのエコシステム開発を手がけるアーダー(Ardor)プラットフォームは5日、アーダーブロックチェーンのアップグレード版である「v.2.4.1」が、メインネットへの実装に対応したことを発表した。
今回、正式ローンチした新バージョン「v.2.4.1」は、3月20日からテストネット上で稼働していた「v.2.4.0e」が、動作確認を経てメインネット上に実装された形となる。
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アップグレードの内容
今回のアップグレードにより、テストネットで有効化されていた新機能をメインネットの環境で利用することができるようになった。
また、このアップグレードの実行はすべてのアーダーメインネットノードに対して必須のものとなっており、5月1日に(ブロック2,307,000に到達した時点で)正式に稼働することが予定されている。
主な新機能としては、以下の3つだ。
その他、アーダーブロックチェーンのアセット取引に2つの大きな機能強化が施されたテストネット「2.4.0e」から、大きな変更点はない。
NFTに注力するアーダーの代表的プロジェクト
スイスのブロックチェーン企業ジェルリダ(Jelurida)が開発を行うアーダープラットフォームのエコシステムでは、ブロックチェーンゲームを中心とした、NFT関連プロジェクトの開発が積極的に行われている。
アーダーブロックチェーン上では、TarascaDAOが開発するNFTトレーディングカードゲームの『Mythical Beings』、ゲームプレイでの収益化(P2E)に対応したAR位置情報ゲームの『Triffic』、コレクタブルNFTキャラクターの『GeoMorfs』、また海外で人気のトランプゲーム「コントラクトブリッジ」のオンチェーン版『Bridge Champ』など、NFTゲームプロジェクトが複数展開中だ。
また、NFTをアップロードするだけでなく、仮想通貨ウォレットやデジタルIDとしての機能も併せ持ったウォレットアプリ「SIGBRO」や、NFTマーケットプレイス「NFT Magic」もアーダーブロックチェーンのチャイルドチェーンであるIgnis(イグニス)上に構築されており、誰でも手軽にNFTを作成・購入・販売できるようになっている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します