TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

アーダーブロックチェーン、新バージョンがローンチへ NFTロイヤリティ受け取りが可能に NFTクリエイターに収益を自動還元

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アーダーチェーン新バージョン

NFTを活用したPlay-to-Earnゲームの開発を手がけるアーダー(Ardor)プラットフォームは17日、アーダーブロックチェーン「v.2.4.0e」のローンチを発表した。

今回のアップデートでは、アーダーブロックチェーンのアセット取引に2つの大きな機能強化が施されている。まずは3月20日のテストネットでの実装後、メインネット上にローンチされる(日付は今後発表予定)とのことだ。

これまでは細かな設定ができず柔軟性に欠けていたものの、今バージョンからは取引タイプ(取引・譲渡・配当)を設定できる機能が追加された。また、NFTなどのアセット発行者は、各取引から一定の割合で計算されたロイヤリティ(対価・報酬)を受け取ることもできるようになった。

NFTクリエイターはロイヤリティの受け取りが可能に

このロイヤリティは、アセット販売者が受け取る金額から(ARDRコインとして)差し引かれ、アセット発行者(制作者)のアカウントに自動的に還元されることから、アーダーチェーン上のNFTクリエイター・発行者にとっては嬉しい機能の追加となる。

同様の仕組みは、イーサリアム・ネットワークでも今後実装予定であり、NFTが販売・再販売されるたびに、NFT発行者または制作者に支払われるロイヤリティ額を設定できるように開発が進められている。

例えば、2次流通市場での取引においてもアセット発行者(制作者)がロイヤリティを徴収できるようにしたイーサリアム改善案「EIP-2981(ERC-721 Royalty Standard)」では、中古取引のような2次流通市場での取引の度にオリジナルの制作者がロイヤリティを永続的に受け取ることができるようになる。

ArdorおよびIgnisのロードマップ公開

またアーダープラットフォームは23日、アーダーブロックチェーンおよびそのチャイルドチェーンであるイグニス(Ignis)の2022年ロードマップを公開した。

ロードマップによると、22年前半は上記のようなオンチェーン取引におけるアセット関連機能が主に強化されるほか、次期アーダーブロックチェーンとなるArdor 3.0のテストネットがローンチされる予定だ。

出典:Jelurida

そして22年後半にはArdor 3.0のメインネットが正式ローンチするほか、Play-to-Earn型のマルチプレイヤー・トランプゲーム「Bridge Champ」の開発に関しても22年を通して継続するとされている。

ロードマップの要旨は以下の通り。

  • トランザクション単位のアセットコントロールが可能に(22年前半)
  • アセット取引にロイヤリティを付与する機能の追加(22年前半)
  • Ardor 3.0.1e テストネットのローンチ(22年前半)
  • Ardor 3.0メインネットのローンチ(22年後半)
  • ArdorアセットのEVMトークンへのラッピング機能開発(22年後半)
  • IPFS統合機能の開発(22年後半)
  • エンドユーザーアプリケーションエコシステムのサポート機能開発(22年後半)
  • スイスのブロックチェーン開発企業、Jelurida(ジェルリダ)が開発を進めるアーダーブロックチェーンのチャイルドチェーン「Ignis(イグニス)」には機能制限がなく、NFT発行機能もネイティブ機能として実装されていることから、NFT発行に伴う複雑さが排除されている点が特徴だ。

    関連:Jeluridaがオンチェーン版トランプゲームを開発、基盤にあるIgnisとは

    関連:アーダーブロックチェーンのコミュニティ、NFT関連の開発が加速

    ロードマップとは

    ロードマップとは、プロジェクトの目標達成についての行程表または「進行計画案」のこと

    仮想通貨用語集

    CoinPost App DL
    注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
    11/21 木曜日
    17:00
    BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
    暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
    16:59
    バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
    大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
    15:27
    ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
    ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
    13:10
    ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
    ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
    11:25
    半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
    エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
    11:05
    米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
    ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
    09:40
    「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
    国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
    07:50
    テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
    今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
    06:50
    米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
    米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
    06:40
    トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
    トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
    06:20
    マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
    仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
    11/20 水曜日
    17:03
    韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
    韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
    14:00
    BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
    韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
    13:57
    Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
    10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
    13:20
    マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
    米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    イベント情報
    一覧
    2024/12/01 09:30 ~ 20:00
    東京 墨田区文花1丁目18−13
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧