はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供 株価最高値更新 独自L2チェーンも開発

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国の株やETFをトークン化

暗号資産(仮想通貨)や株式などの投資アプリを提供するロビンフッドは6月30日、米国の株やETFをトークン化した「Stock Tokens」を取引できるサービスをEU(欧州連合)のユーザー向けにローンチしたと発表した。

他にも仮想通貨に関する新しいプロダクトやサービスを発表しており、投資をよりシンプルで高性能にし、世界が投資しやすくなる未来を構築すると説明。ロビンフッドの株価は30日に12%超上昇し、最高値を更新した。

今回の内容は、フランスでのイベントとともに公式ウェブサイトでも発表している。一連のプロダクトやサービスについてロビンフッドは、仮想通貨に関する大きな前進であると説明。同社のウラジミール・テネフCEOは、ロビンフッドの最新のプロダクトやサービスは、仮想通貨が世界の金融システムの中心になるための基盤を構築すると主張している。

Stock Tokensでは、エヌビディア、マイクロソフト、アップルなどの上場株やS&P500に連動するETF、およびOpenAIやSpaceXなどの未上場株など200超の商品をトークン化して取引サービスを提供。一方、リスクが高いとして、要件を満たしたユーザーのみを対象にし、5営業日・24時間取引できるようにした。

また、トークン保有者が配当を受け取れる仕組みも導入。ロビンフッドは、Stock Tokensで欧州向けの仮想通貨アプリを、仮想通貨を活用した一体型投資アプリにすると説明している。

発表でロビンフッド・クリプトのシニア・バイス・プレジデントを務めるヨハン・ケルブラ氏は以下のようにコメントした。

仮想通貨はエンジニアがエンジニアのために開発しており、多くの人々はアクセスできなかった。

我々は、容易に仮想通貨を利用できるようにして、世界の人々に普及させようとしている。複数の強固なツールを1つの直感的なプラットフォームに統合していきたい。

関連:Republic、SpaceX株価追跡の仮想通貨トークン「rSpaceX」を一般投資家向けに販売開始

独自ブロックチェーンを開発

Stock Tokensの発行にはイーサリアムのL2であるアービトラム(ARB)のブロックチェーンを採用した。一方ロビンフッドは、将来的には独自のL2ブロックチェーンをローンチして、Stock Tokensを展開する予定だと述べている。

独自ブロックチェーンは現在は開発中であると説明。アービトラムをベースにするとしていることから、カスタム可能な「アービトラムチェーン」としてローンチするとみられる。

この独自ブロックチェーンは、RWA(現実資産)のトークン化に最適化し、トークンを7営業日・24時間取引できるようにすることを計画。最近はWeb3領域で、株をトークン化して取引できるようにする取り組みが加速している。

RWAとは

「Real World Asset」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。

関連:ストラテジー株トークンなど主要銘柄、Gemini EU向株式サービス開始

なお、他にもロビンフッドは今回、EU向けに仮想通貨の永久先物取引サービスを夏ごろから提供する計画であること、要件を満たした米国ユーザーにイーサリアムとソラナのステーキングサービスを提供することなども発表した。

関連:米国を「有価証券2.0」の時代へ ロビンフッド、SECにRWAトークン化の規制案提出

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。
08/15 金曜日
19:30
スイ(SUI)2025年の価格予想と成長の鍵|リスク・注目点は?
暗号資産(仮想通貨)スイ(SUI)の2025年価格予想や将来性を徹底解説。VanEckの16ドル予測、現物ETF申請、技術的特徴、投資リスクまで網羅。国内取引所比較や最新エコシステム情報も掲載。
17:21
Base Appとは?コインベースのWeb3アプリの使い方を徹底解説
CoinbaseのBase Appの特徴、始め方、エアドロップの可能性を詳しく解説。Web3スーパーアプリとして進化するBase Appで、ソーシャル・決済・DeFi機能を一つのアプリで体験。国内取引所からの送金方法も完全ガイド。
16:00
TRON創設者ジャスティン・サンが語るWeb3の未来|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、TRONのジャスティン・サン(Justin Sun)独占インタビュー。80億人の金融自由実現に向けたビジョンと、日本のWeb3市場への期待、WebX 2025参画について聞く。
16:00
xStocksとは?仕組みと活用例をわかりやすく解説
xStocks(エックスストックス)はAppleやTeslaなど米国株をブロックチェーン上でトークン化し、24時間365日取引可能にした革新的サービス。DEXでの購入方法、リスク、税務上の注意点まで初心者向けに詳しく解説します。
14:20
コインベース、メタマスクユーザーのUSDC手数料をBase上で半額に 
米大手取引所コインベースは、決済プラットフォームMercuryoと提携し、MetaMaskユーザーのUSDC購入手数料を50%削減する。また、USDCを発行するCircle社はステーブルコインに特化したL1ブロックチェーンの開発計画を発表。USDCのエコシステム拡大につながると期待されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧