
延期続く
米証券取引委員会(SEC)がビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング機能追加に関する承認判断を延期した。6月30日の届出によると、SECは公式な手続きを開始し、結論に達するまでの追加時間を確保している。
証券取引所NYSE Arcaが3月に提出した規則改正提案では、同ETFが保有するイーサリアム(ETH)をステーキングし報酬を獲得することを可能にする内容だった。SECは投資家保護と公正な市場慣行への適合性について慎重な検討を行っている。
6月には複数のアルトコイン現物ETFの承認判断も延期されている。ビットワイズのドージコインETF、グレイスケールのヘデラトラスト、バンエックのアバランチETFが対象となった。
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一方で、ソラナ現物ETFについては承認に向けた進展が見られた。複数の申請企業はSECのリクエストを受けてすでに修正版S-1書類を提出済み。7月には新たな進展が見込まれている。
なお、米REXシェアーズとオスプレイファンズが開発したソラナ現物ステーキングは7月2日(水)から米国市場で取引を開始する見込みだ。
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