
株価7倍暴騰
著名金融アナリストでファンドストラット共同創設者のトム・リー氏が6月30日付でBTCマイニング企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズの取締役会長に就任した。同氏は仮想通貨市場で著名な戦略アナリストとして知られている。
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ビットマインは2.5億ドル(360億円)の資金調達を発表し、調達資金をイーサリアム(ETH)購入に充当する戦略を明らかにした。同社は従来のビットコインマイニング事業を継続しながら、ETHを主要な資産とする方針に転換する。
この発表を受け、同社株価は30日に7倍以上暴騰し、5ドル台から一時44ドル台まで上昇した。
リー氏は資金調達においてプライベートプレースメントに参加し、1株4.5ドルで5,560万株の発行を通じて実現される。この調達により同社の仮想通貨資産は現在の16倍以上に拡大する見込みだ。
同氏は今回の戦略転換について、ステーブルコインの成長がイーサリアムネットワークの価値向上につながると説明し「ETHが次のビットコインになりうる」と強気な予測を披露した。米財務長官スコット・ベッセント氏は先日、2028年までにステーブルコイン市場が2兆ドルに達すると予測している。
ビットマインは今後、1株当たりのイーサリアム保有量を重要指標として監視する方針を示した。同社は6月にNYSEアメリカンに上場し、1,800万ドルの公募でビットコイン100枚を購入していた。
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