
「長期的には最大300万ドル」
ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー氏が仮想通貨ビットコイン(BTC)の強気な価格予測を発表した。CNBCでのインタビューで2025年末までに25万ドル到達は現実的とし、長期的には最大300万ドルまで上昇すると予想を示した。
リー氏はビットコインの供給制限と需要拡大の不均衡を強調し「95%が既に採掘済みだが、世界の95%はビットコインを保有していない」と指摘した。2025年の基本的目標は15万ドルだが、市場環境次第で20万ドルから25万ドル到達も可能と分析している。
約23兆ドル金(ゴールド)の地上在庫総額との比較では、同等規模でビットコイン価格は約120万ドルに相当するとした。しかしビットコインの優位性を考慮すれば200万ドルから300万ドルの長期的目標も視野に入ると予測している。
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一方、5月中旬に経済誌フォーチュンでインタビューを受けたアーサー・ヘイズ氏も同様の強気予測を示した。今年末までに約25万ドル到達を改めて予想し、2028年末のトランプ大統領任期終了時には約100万ドル水準を見込むと主張している。
ヘイズ氏は米国の財政赤字拡大がビットコインの追い風になると分析し、政府の借入継続により大幅上昇が続くと予測した。短期的には今夏から第3四半期初めに15万ドルから20万ドル到達後、アルトコインへの資金シフトによるアルトシーズン再来の可能性にも言及している。
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