- 「ストラテジーBTC売却」予測市場で「No」決着への異議が2度発生し最終審査中
- 市場期限後の情報開示が有効かどうかで参加者の主張が対立
BTC売却で決着紛争
予測市場プラットフォームのポリマーケットで、「ストラテジーはBTCを5月31日までに売却するか」という市場の決着(resolution)をめぐり紛争が発生している。「No」決着への異議申し立てが2度行われ、現在ファイナルレビュー段階にある。
紛争の発端は、ストラテジーが6月1日付のSECへの8-K提出書類で、5月26〜31日に32BTCのビットコインを売却していたことを開示したことだ。売却は市場の期限内に実施されていたが、その情報が公になったのは期限後だった。
「Yes」支持者は、SEC提出書類が期限内の売却を明示していると主張する。一方「No」支持者は、市場クローズ時点では情報が公開されていなかったとして「Noが妥当だ」という立場をとっている。コメント欄でも「市場が閉じた時点で情報が存在しなかった。Noだ」といった声が上がっており、参加者間の見解は割れたままだ。
関連記事:ストラテジーはなぜビットコインを売却したのか、セイラー氏が事前に示した論理
32BTCのビットコイン売却開示を受け、投資家の間ではストラテジーが今後さらに売却を拡大するのではないかという懸念が広がっている。セイラー会長が売却前から示していた論理から、その真意を読み解く。
ポリマーケットは「No」支持の姿勢
ポリマーケットは6月2日付でページに追加コンテキストを掲載し、「市場の時間枠外での確認は対象外」と記載した。「No」決着を支持する立場を示した形だ。
業界投資家のマイク・デュダス氏(6thマン・ベンチャーズ創設者)はXで、「ポリマーケットの経営陣はこの件についてどう対処するのか説明すべきだ。このような決着が続けばプラットフォームへの信頼は低下だろう」と指摘した。
紛争がさらに拡大した場合、最終的にはUMAトークン保有者による投票プロセスに委ねられる可能性がある。ただし、ウォール・ストリート・ジャーナルの調査では、過去1年間のUMA有効投票者の60%超がポリマーケットのアカウントと直接関連しており、5件に1件の割合で利害関係者が投票に参加していたとしている。投票権限も上位10ウォレットに票の過半数が集中しているという。
ポリマーケットは現在、最終判断を進めているところだ。
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