保有総額は35102BTCに到達
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の財務企業メタプラネットは12月30日、2025年度第4四半期(10~12月)に4,279BTCを買い増したと発表した。同日時点でのビットコイン保有総額は35,102BTCに達している。
また、ビットコイン・インカム事業の売上高が予想を大きく上回る見込みだとも報告した。
同社の、これまでのビットコイン平均購入単価は約1,595万円で購入総額は約5,597億円となっている。なお、記事執筆時の時価で35,102BTCは5,165億円であり、購入総額をやや下回っている。
また、ビットコイン保有総額と完全希薄化発行済普通株式数の比率の変化率を表す経営指標である「BTCイールド」は10~12月に11.9%となった。
10~12月期にメタプラネットはビットコインを担保とするクレジット・ファシリティを複数締結し、総額2億8,000万ドルを借入れている。12月29日には、第19回普通社債の残存額37億5,000万円を返済し、この社債の全額償還を完了した。
メタプラネットは、普通株式発行による希薄化を最小限に抑えつつ、2025年から2027年にかけて21万BTCを取得することを目指しているところだ。
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ビットコイン・インカム事業が好調
メタプラネットは、ビットコインのオプション取引を行うビットコイン・インカム事業も実施している。昨年12月30日の発表で、2025年10~12月期期において約42億円の売上高を計上する見込みだと述べた。
2025年の一年間で、ビットコイン・インカム事業の売上高は約86億円となり、従来予想されていた約63億円を大きく上回る見通しだ。
なお、長期保有を目的とするビットコインは、ビットコイン・インカム事業とは区分して管理されている。長期保有ビットコインの評価損益は、ビットコイン・インカム事業の売上高には含まれていない。
ビットコイン市場の解説者であるアダム・リビングストン氏は今月4日、日本企業であるメタプラネットが有利になる点があるとの見解を示した。
まず、日本円下落のために、ビットコインのリターンは、ドルよりも円建ての方がはるかに高くなると述べる。2020年以降、ビットコインはドル建てでは約12.6倍となったが、円建てでは約18.0倍の上昇となっており、伸び率に大差がついていると指摘した。
さらに、メタプラネットは、MERCURY永久優先株で4.9%の固定配当を円建てで支払っていると続けた。
ビットコインと米ドルの両方に対して価値が下落している通貨(日本円)により利息を支払っているため、その支払いのビットコイン建てで見た実質コストは縮小し続けていると述べる。
一方で、ビットコイン財務企業の最大手である米国のストラテジーは、10%の配当をより強い通貨であるドルで支払っているため、ビットコイン・ベースでの負債の減少はメタプラネットの場合に比べて緩やかだと指摘した。
安い円による利息支払いや、構造的な日本円の下落は、メタプラネットに内在的なブーストを与えていると分析している。他の条件が同じであれば、メタプラネットは資金調達コスト1単位あたり、ストラテジーよりもビットコインの上昇分をより多く獲得できるとも続けた。
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