コスモス上のNFT特化ブロックチェーンAura Network、シードラウンドで約3億円を調達

世界的なNFT採用拡大を目指す

コスモス(ATOM)エコシステムでNFT(非代替性トークン)に特化したレイヤー1ブロックチェーンを展開するAura Networkは20日、シード・ラウンドで約3億円(250万ドル)の資金調達を完了したことを発表した。

Aura Networkは仮想通貨プロジェクトと従来のビジネスの両方をサポートするマルチチェーンプラットフォームを構築している。コスモスのブロックチェーン間通信(IBC=Inter-Blockchain Communication)プロトコルにより、異なるブロックチェーン間の資産移動を可能にする。Auraで構築したアプリケーションをメタバースに統合するインフラストラクチャーも提供する。

Aura Networkのシード・ラウンドには、暗号資産(仮想通貨)取引所のVC部門であるKucoin LabsやMEXC Pioneer、DeFiプロジェクトの投資部門であるKyber Ventures、Avatar by Avalanche、その他著名なブロックチェーン投資会社TPX Ventures、Redline Dao、Coin98 Ventures等が参加した。

調達した資金は、NFTの普遍的なフレームワークの作成、相互運用性の展開、及びコミュニティー育成に使用される。

Aura NetworkのTran Hoang Giang(チャン・ホアン・ジャン)創設者は、ベトナムでプライベートチェーン「akaChain」の採択に貢献した人物。akaChainは小売、保険、医療、銀行、教育などの業界で、顧客ロイヤルティプログラム、保険金請求、e-KYC、クレジットスコアリングなど幅広いソリューションを提供する。Aura Networkの創設メンバーには、ベトナムの大手食品・飲料ブランドMasan GroupでCIO(最高情報責任者)を務めたSteve Nguyen氏も参画している。

ロードマップによると、22年第2四半期末のテストネット公開、同第3四半期にAura Networkのメインネットをローンチ予定。

関連:インターチェーン時代の幕開けか、Cosmosでクロスチェーンのトークン転送が可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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