米コインベースのドキュメンタリー映画、10月7日初公開へ

制作に3年かけたドキュメンタリー映画

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、同社と仮想通貨について描かれたドキュメンタリー映画の公開を発表した。

重大発表:この3年間、コインベースと仮想通貨に関するドキュメンタリー映画をグレッグ・コーズ監督と制作してきた。今週金曜日にアマゾン・プライム/iTunes/YouTubeなどで公開予定だ。

「COIN:ある創設者の物語」の予告編では、イーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏、米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長をはじめとする多数の仮想通貨業界の著名人の姿が映し出されている。物語はアームストロング氏の生い立ちから、コインベースの創業、米国の株式市場に上場するまでの経緯を辿る。

アームストロング氏によると、映画では良いことだけではなく、悪いことを含む「技術系スタートアップの構築から、株式上場するまでのクレイジーな浮き沈み」が赤裸々に描かれているという

同氏は、テクノロジーが「世界の課題を解決し人間の状態を改善する最高の手段」であるとの信念を持っており、より多くの人が技術系企業を立ち上げることを奨励したいという思いから、実際の起業の舞台裏を見せることを思い立ったと語る。

そのため、コーズ監督には「前例のないほどの会社内部へのアクセス」を特別に許可したという。

「力強い物語」

グレッグ・コーズ氏は、エミー賞を10回受賞した映像作家だ。代表的な長編作品は「Song Sung Blue」、「 The Great Alone」、「Alpha Go」など。

アームストロング氏は、コーズ監督を選んだ理由として、 DeepMind開発の囲碁AIプログラムと韓国のトップ棋士イ・セドル氏との対局を描いたドキュメンタリー「Alpha Go」に言及。この「力強い物語」に感銘を受けた同氏は、コーズ監督がコインベースと仮想通貨の物語を伝えるのに適任だと確信したという。

アームストロング氏は「より公平で自由な世界的な金融システムを築く」という信念に支えられた仮想通貨業界の人々の日常を見せることで、「仮想通貨の神秘性を取り除きたい」という。そのため、政治家を含む多くの人々にドキュメンタリー届くことを願っていると語った。

「COIN:ある創設者の物語」は、10月7日にアマゾン・プライム、iTunes、Vimeoオンデマンドで公開される予定。

コインベース(Coinbase)

コインベースは、2012に設立されたアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く仮想通貨取引所。世界最大手の民泊サービスのエンジニアを経験した人物と、大手証券会社の為替ディーラーを経験した人物が共同で事業を立ち上げ、短期間で仮想通貨業界のトップベンチャーとなった。2021年4月に米ナスダック市場に上場、同年8月に日本人向けのサービス提供を開始した。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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