あらゆるトークンで決済できる「Slash」、実店舗でも使えるQRコード決済機能をリリース

Slashの新機能

連続起業家の佐藤 伸介氏が手掛ける、暗号資産(仮想通貨)の決済サービス「Slash Web3 Payments」は5日、新機能「QRコード決済機能」をリリースした。

Eコマース(電子商取引)やオンラインサイトだけでなく、実店舗でも使用しやすくなっている。

Slash Web3 Paymentsは、仮想通貨の自動両替ソリューション。加盟店はクリック一つで受け取り用のウォレットアドレスをスマートコントラクトに組み込み、QRコード(支払い用URL)を作成できる。日本円・ステーブルコイン(JPYC)や米ドル・ステーブルコイン(USDT)など、希望の通貨に換金してウォレットにリアルタイムで受け取ることができる。

買い物客はQRコード(URL)にアクセスした先で支払い代金を日本円(ドル等にも対応)で入力。すると、店舗側に支払われるトークン数量(USDTやJPYC)が表示される。その後、手元にあるあらゆるトークンで支払うことができる。

一連のプロセスは全てスマートコントラクトで処理されるため、購入者は保有しているトークンを適切なレートで交換し、即座に決済を完了できる。店舗側は円換算に係る為替計算が不要になる。加えて、双方にとって為替変動リスクを抑え、代金を間違えずに約定処理できる利点がある。

背後では、アプリケーションが大手の分散型取引所(DEX)UniswapやCurveと連携しているため、実質的にDEXで取引可能なトークンで決済可能(運営は1,400銘柄以上と説明)。

リリース時点、QRコード決済機能の対応ネットワークは、イーサリアム(ETH)、BNBチェーン(BNB)、ポリゴン(MATIC)、アバランチ(AVAX)の4種類。今後、ファントム(FTM)やArbitrum One(ETH)のようなEVM(イーサリアム仮想マシン)互換チェーンだけでなく、ソラナ(SOL)も追加予定だ。

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Slash Web3 Paymentsとは

海外を中心に普及している仮想通貨決済サービスとしては、独立系プロバイダーのBitPayやPayPalが有名。他にもバイナンスや米コインベースは、従来の決済プロバイダー(Mastercard等)と提携してデビットカードを発行しており、取引所口座の資金で買い物できる。

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「Slash Web3 Payment」の最大の利点は対応銘柄の豊富さ。DeFi(分散型金融)のインテグレーションにより、事実上あらゆるトークンで支払いが可能になっている(運営は1,400銘柄以上と説明)。

PayPalは22年7月時点、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)の4つの通貨のみをサポートしている。米コインベースも比較的ハイペースでトークンを上場しているが、無許可で登録できるDEXのスピード感には至らない。

なおSlashは、WooCommerce、Magento、Zencart、OpenCartなどの主要なCMS(Contents Management System)ソリューションを使えば簡単にプラグインで統合できる。加盟店にとって導入自体は数回のクリックで完了するが、ブロックチェーンでスマートコントラクトをデプロイするため、ETHやBNBなど、各ネットワークのトランザクション手数料の支払い通貨選択が必要だ。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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